2025年もVのゲーム配信がアツい!?今後Vの配信で盛り上がりそうなゲーム5選!

ゲームコラム

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2025年がはじまった!今年もさまざまなコンテンツが登場し、話題やムーブメントを生み出していくに違いない。マンガにアニメにドラマに小説に、ゲーム。今年もなにが登場するのか楽しみで仕方がない。

さて、さまざまコンテンツが流行を見せる中で、特にゲームにおいてはストリーミング配信での盛り上がりが流行に与える影響が大きいのはご存知のことだろう。

そしてコレは筆者の個人的な意見だが、比較的カジュアルプレイヤーが多いVtuber界隈でのゲームの流行はより広い意味でのゲームの流行を表していると考えている。ゲーマーじゃない方までゲーム配信をやっているVtuber界隈である。ここで何が流行るのかは、けっこう興味深いバロメータなのだ。

2025年、Vにどんなゲームが流行るのだろうか?なかなか気になるところだろう。ということで2025年初頭、Vtuberに流行る……かもしれないゲームをまとめて紹介しよう。

Hyper Light Breaker

2016年に発売され大ヒットとなった『Hyper Light Drifter』の続編が2025年1月から早期アクセスを開始したことをご存知だろうか?前作は現在のインディーゲームの盛り上がりを生み出した1本と言えるほどに評価を受けた歴史的ヒット作であり、その続編ということで大きな注目が集まっている。

前作はドットグラフィックが特徴の高難度アクションだったが、本作はなんと3Dグラフィックと大きく装いを変化させ、さらに3人までの協力プレイにも対応したことが大きな特徴だ。プレイヤーは荒廃した世界でドリフターと呼ばれる戦士を操り、世界を滅ぼす怪物との戦いを繰り広げていく。

プレイヤーはボス打倒のため、ボスエリアへ入るための鍵や装備・武器をオープンワールドを巡り集めていくのが基本のプレイとなる。だが、前作同様に本作もかなりの高難度で、そのへんの雑魚にすらボコボコにやられてしまう。さらには集めたアイテムも複数回の死亡でロストしてしまうし、合計4度全滅すると進度がアイテム以外リセットされてしまう。

だが、ボコボコにされても諦めてはいけない。例え世界がリセットされても手元にはアイテムが残る。これを使ってアップグレードや設備強化を行い少しずつ強くなり、強大なボスへと少しずつ迫っていくのだ。世界はリセットされるためにオープンワールドのマップごと再生成される。生まれ変わる世界を何度も何度も冒険しよう。

まだまだ早期アクセス開始初期の今はバランスが悪い面やコンテンツの量が少ないなど広い層にアピールできるパワーが本作にあるかと言われると難しい部分は多い。だが、今後の広がりを感じさせる一作には間違いない。今後のアップデートに合わせて注目が高まってくれば、ストリーマー、そしてVtuberへと流行が広がってくるのではないだろうか?今後の動向に注目してほしい作品だ。

先生、新刊三冊くださいッ!

昨年11月に早期アクセスを開始しカルトな人気を獲得している『先生、新刊三冊くださいッ!』は、とにかく質感がすごい。オタク女子も多いVtuber界隈なら、本作のこの高すぎる質感に感動できる土壌があるはずだ。

大学生の主人公は推しカプである◯◯×▲▲の同人SSをこっそりと書いては自分の記録メディアに保存する秘密の趣味を持っていた。だが、あるときそれを教室に忘れてしまい、同級生に同人SSを読まれてしまう。秘密がバレた主人公は恥ずかしさのあまりうろたえるが、同級生は「こんなに素晴らしい◯◯×▲▲が埋もれているのはもったいない!」と主人公を同人活動の世界へと誘ってくる。

本作はそんな主人公となって同人活動に専念する同人作家シミュレータだ。さまざまな場所へと取材に赴きネタを集め、さまざまなシチュエーションで燃え上がる推しカプの愛を表現していくのだ。

主人公は名前ぐらいしか変更できるところはないが、逆に推しカプ側はその見た目から2人の関係性に至るまで事細かに設定できるキャラクタークリエイトが存在し、オリジナルのキャラだろうと実在する作品のキャラだろうと再現が可能だ。さらにゲーム内には「主人公が執筆するSS」が短いながらも大量に用意されており、ゲーム内の執筆作業を行うたびにそれが出力されていく。夢小説の容量で推しカプの名前が自動で挿入されるが、もちろんその名前の前後は入れ替え可能。学パロやオメガバースなど多様なジャンルもカバーしており、人によっては地雷になりそうな死にネタなどをゲームプレイに登場させるか否かの選択までも存在する。加えて、ゲーム内のSSを自分で追加するツールまで用意されている徹底ぶりだ。

コミッションで依頼を受けたSSを執筆したり、グッズを集めて祭壇を作ってモチベーションをアップしたり、毎日の推し活・同人活動を重ね、有名同人作家を目指そう。まだまだ早期アクセスではあるが、すでにそのポテンシャルの高さを強く感じることができる。

『WEBFISHING』

2024年10月に発売されるやいなや、とんでもない大ヒット作となり、2024年のSteamアワードへもノミネートされた『WEBFISHING』。今後Vtuberにもそのヒットが波及し、コラボ配信や凸待ちの定番作品になるかもしれない。

プレイヤーはルームを作成すると、池や川、海と水辺が豊富な島に降り立つ。そしてルームに接続してきたプレイヤーと交流しながらゆったりとみんなで釣りを楽しむ。コミュニケーション&フィッシングゲームが本作となる。

ローポリゴンな見た目やプレイングから感じられるのは、一昔前のMMORPGやチャットサービスの雰囲気だ。釣った魚を売ったお金で表情パーツや服や帽子などの見た目アイテムが購入でき個性をアピールできるほか、椅子やラジカセなどの配置アイテム、さらにチョークやギターなどの遊びアイテムも手に入れることができる。あえて本作にはボイスチャットは用意されていない。これらを合わせたコミュニケ-ションはまさしくあの頃の感覚そのまま。タイトルにあるWEBな体験が本作の持ち味だ。

また、本作は釣り要素もしっかりしており、多様に用意された魚を集めるコレクション要素はもちろん、魚にはレアリティも存在する。釣り用具にお金を回しアップデートを重ねればさらなる大物を狙えるようになるので、地道に釣りを重ねてお金を稼ぎ、アップデートを重ねて大物を狙っていくコツコツとした楽しさもしっかり感じられる。釣りのシステム自体はかなり優しい作りになっているため、ゲームに慣れていない人でも楽しめるのも良いところだ。

ルームは公開・非公開・プライベート・オフラインを選ぶことができ、コラボ配信で限られた人だけのルームにすることはもちろん、ルームコードを公開して視聴者を招くことも可能だ。コミュニケーションを主としたゆったりとしたゲーム内容は雑談配信にも適している。海外のストリーマー・Vが本作を楽しんでいる配信は多く、日本にもこの波が押し寄せる日が来る日は近いかもしれない。

My Summer Car

2016年10月に早期アクセスを開始し、当時どでかいバズを生み出し伝説を作った『My Summer Car』がついにフルリリースとなった。

プレイヤーは北欧の若者(?)となり、ガレージのボロボロで動かない車をいじり、少しずつレストアしていく。エンジンのパーツ1つ1つすら細かく再現された車をレストアするのはあまりにも大変だ。もちろん、修理には交換パーツも大量に必要なので、それを揃えるためのお金が必要だ。お金を稼ぐにはアルバイトをする必要がある。だが働くためには、いやそもそも生きていくためにも食事や睡眠も必要だ。北欧で車趣味に打ち込む若者の生活をまるっと再現したのがこのゲームなのだ。

パーツ単位で車をいじるだけでも難しいのに、それに集中しているといつの間にか餓死するような難しさ。尿意が実装されていたり、強盗も可能だったり、自由かつバカバカしいシステム。これらがウケにウケて早期アクセス開始当初から大ヒットとなり、多くのフォロワーを生み出すまでに至った伝説的作品がこのゲームだ。それが早期アクセス終了とあって、大きな注目を集めているのが今だ。

非常に難しいゲームではあるが、難しいからこその需要というのは当然ある。自由度も非常に高く、配信ウケするゲームでもあるだろう。なので、この伝説的難易度に挑戦しようというストリーマー・Vもいるはずだ。我こそは!という方はぜひ挑戦してみてほしい。

都市伝説解体センター

「Vの配信と言えばホラーゲーム」という印象をお持ちの方は多いはずだ。そんな中で次に多くのVtuberが配信しそうな大本命といえば『都市伝説解体センター』である。2025年2月13日の発売を楽しみに待っている方も多いことだろう。

呪物、事故物件、その他さまざまなインターネットに飛び交う都市伝説。その正体を調査し、脅威を解体する組織「都市伝説解体センター」。そのセンター長である福来あざみとなって、数々の怪異と対峙するアドベンチャーゲームが本作だ。現代的で多くの人に刺さるインターネットの都市伝説という題材に加えて、リッチなドットグラフィックも魅力的だ。過去に公開されていたデモ版で体験できた内容では、怪異に対してSNSを通して調査を進めるといった題材らしい展開も見られ、そのストーリーにも期待が高まる。

アドベンチャーゲームを配信で行うのはどうか……という意見も多いだろう。だが、本作はデモ版に対して配信ガイドラインを公開しており、ネタバレあり配信・動画用アイコンも合わせて公開してくれるなど、非常にストリーミングフレンドリーな対応を開発・配給側が行ってくれている。おそらく製品版の発売に合わせてそちら向けの配信ガイドラインを公開してくれるだろう。安心して配信できるとあれば、ぜひ遊んでみようというストリーマー・Vtuberも多く現れるはずだ。

まさしく大本命。来月の発売に期待しよう。

男鹿梨衣子(洋ナシ)

ライター名:洋ナシ 職業:ライター。 PCゲームの情報同人誌を作っていたところスカウトされ商業ライターデビュー。ゲームメディアを中心に執筆活動を行う。頻繁に自分は女子高生であると主張している。主な共著に『インディ・ゲーム名作選』(Pヴァイン、2021年)、『ゲーマーが本気で薦めるインディーゲーム200選』(星海社、2021年)、『インディ・ゲーム新世紀ディープ・ガイド ゲームの沼』(Pヴァイン、2022年)。

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