予想外に涙腺に効く!任天堂ハードの泣きゲー4選

ゲームコラム

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こんなはずじゃ・・・そう言いながら涙が止まらなくなってしまったゲームをご紹介。
今回は任天堂のハード、Switchとニンテンドー3DSに絞ってお届けします。
ネタバレは基本的にありませんので安心してお読みください。


紹介したタイトルにいつか触れてもらえたらいいな・・・と思って筆をとりました。
ここでいくつかお約束させていただきます。

  • イメージを、わかる人にはわかる他のゲームや作品を使ってご説明します
  • もし知らない作品があっても気にしないでください。偏りがヒドイです。
  • 該当シーンには踏み込みすぎないようにします。(だからこうしてまとめて紹介するのだ!)

いい年こいた大人になると、涙腺が弱くなるのです…。

だから「えっそこで泣くの?!」というところで泣いちゃうこともあるんですが・・・。涙を流すと失いかけてた感情が取り戻せる感覚、ありませんかね。

そんなエモな涙、もしかしたら流せるかもしれません。

対戦よろしくおねがいします。でははじめていきましょう。

 

ジブンを越えろ ポケットモンスターサン・ムーン(3DS)

 

 

みんなだいたいどこかで触れてるポケットモンスター、ちぢめて通称ポケモン。

ポケモンのストーリーや世界観は実は大人向けである・・・ということも言われていますが、おじさんのきんの・・・だとか、意外とホラー要素が多い…だとか。

本作は発売前に公開されたPVでキーワードとなっていたのが「ジブンを越える。」でした。

 

・・・おそらく子供はそんなこと考えずに先に進んでいきます。

きのうより今日。今日よりあした。大人の想像を超えてどんどん成長していく子供がいつか壁にぶつかったとき、そこで初めて「ジブンを越える。」という言葉に出会うわけです。

彼らが超えようとしている自分は、これまでの自分であり、変えられずにいた自分自身なんです。
これは大人だってなかなか超えられない壁です。でも子供はがんじがらめに縛られていなければ、どんどん壁に向き合い世界を自由に広げていきます。

外の世界に出るという壁、友人を獲得するという壁。そして諦めてしまっている自分自身の内的な壁。そこまでたどり着ける子もいますし、いろいろあってそれができないまま大人にさせられていく子もいるでしょう。

このポケットモンスターサン・ムーンはそんな大人にさせられてしまった人にこそ遊んでほしい、見てほしい。

「こいつ何言ってるかわかんねえ!」って言う人は一度PV見るとそのへんが伝わってくるかもしれません。

ストーリーのメイン軸は子供が大人のフリをするのではなく自分のペースで大人になっていくお話であり、一人の登場人物に目が行きがちなのですが、ちょい役含めて登場人物すべてをよーく見ていくと多種多様な悩みを抱えた人たちだったりします。
あーいるいるこういう人・・・ともなります、「俺が・・・いる!」という自分と同じような人もいるかも。

続編となるポケットモンスターウルトラサン・ウルトラムーンはストーリーがかなり変わっています。サンムーンで私がボロ泣きしたシーンは別のシーンに差し替えされています・・・。
「ポケットモンスター」を遊びたいなら最新作がSwitchで出るのでそちらのほうが良いかも。

このあたりのキーワードにピンと来た方はぜひ。

「自己実現」「子供」「外の世界」
アニメ映画「しまじろう まほうのしまのだいぼうけん」
アニメ映画「ポケットモンスター ルギア爆誕」
アニメ「交響詩篇エウレカセブン」シリーズ

誰もが旅の途中 オクトパストラベラー(switch)

 

大競売場にて

 

「オクトパストラベラー?タイトルだけ聞いてもようわからん」…という人も多いハズ。

「オクトパストラベラー」はスクウェア・エニックスによるスーパーファミコン時代の雰囲気を目指して作られたロールプレイングゲームです。そういうのをぼかして描くのはメーカーだけでいい!ということで、私がプレイして伝わってきたリスペクト先を書いちゃいます。

「ロマサガシリーズ・FF4・FF5・FF6、ドラクエ5・ドラクエ6・クロノトリガー」あたりの世界に漂う空気感を随所に感じました。
パーティ組んで、広い世界を冒険して色んなダンジョン、街を巡って…というオーソドックスな内容。それこそがあの頃のRPG!なんと見事なアラサー世代狙い撃ち!…という感じですが、
このゲームの魅力は古き良き時代への懐古だけではないのです。

パーティのメンバーひとりひとりに街でNPCに対して使用できるスキルが設定されており、街の人に決闘を挑む、連れ回す、アイテムを買う、盗む…。これらによって戦闘や攻略を楽に進めることができます。でもこれらはストーリーに関係ないもの以外、すべてやるかやらないかはあなたの自由!なのです。

プレイヤーは戦闘、非戦闘時を問わずたくさんの選択をすることになるでしょう。
ストイックに進める人、とりあえず街の人全員からアイテムを盗もうとする人…。まるで現実の旅のように、目的地は同じでも全然違った道のりになるはずです。

ここまでの説明でストーリーは基本的に薄味なのでは、と勘のいい方なら思われるかも。
…実はそうなんです。テーブルトークロールプレイングゲーム(いわゆるRPGの元祖!)で有名なファーイースト・アミューズメント・リサーチのスタッフが開発に関わっていることもあり、プレイヤーが遊び方を見つけていけるストーリーを意識しているように見えます。押し付け感が少ない。

…主人公は8人。つまり8人分の個別ストーリーが存在します。バラエティに富んだ内容ですが、そのほとんどが「旅を通じての成長劇」であると形容できます。プレイヤー自身が何度も選択肢を突きつけられるように、主人公たちも征く道を選び取っていきます。

主人公8人はだいたいが大人、青年…といった世代。
街から殆ど出たことのない商店の娘”テレサ”もそのうちの一人です。
外の世界に憧れているある意味引きこもり…である彼女が紆余曲折あって街から旅立つところから描かれる物語はシンプルながらメッセージ性が高く、何かを探している人、いい年行った大人の涙を誘うだけではなく、大切な何かが見つかるきっかけになるかもしれません。

そういえば昔のゲームってチープでありながら妙に感傷的で雄弁だった気がします。そういう何かがこのRPGにはありました。あるんだよ!!!!(必死)

スマートフォンでオクトパストラベラーのスピンオフタイトルが配信されるようですが、
ぜひ本編であるSwitch版を遊んでもらいたいところ!

Steam版も現在配信中。Switch限定タイトルではなくなってしまいましたが、ぜひ。

 

このあたりの言葉やキーワードを知ってる人はやってね!

「おとなもこどももおねーさんも」「星の王子さま」「本当に大切なものは目に見えない」
アニメ「サムライチャンプルー」「ガン×ソード」「機動武闘伝Gガンダム」
TRPGなら「アリアンロッドRPG」「ナイトウィザード」

少年は少女と出会う ゼノブレイド2(Switch)

 

ヒロインのホムラちゃん。かわいい

2って書いてありますがここから始めても何の問題もないです。
気になったら後で前作やればOKな類。

ゼノブレイド2はSwitchで遊べる少年漫画系ボーイミーツガールRPGです。
少年が女の子と出会って冒険が始まる王道ものと言えば王道ものですが、出てくる登場人物がだいたい善い人ばっかりです。
光属性の主人公、優しい仲間、見守る大人に道を示す大人、怒ってくれる大人…優しい世界ですね。
光のRPGです。

タイムアタックやアイテム集めといったやりこみ要素はたくさん!なのですが、メインのストーリーが非常に秀逸なため、私はそれらをほっぽり出してストーリーを突っ走ることになりました。単純に先が気になるというだけでなく、「あの人を助けてえ…救いてえんだよ…」という思いと共にストーリーを進めることが自然にできました。

感情移入しやすいか、と言われると万人がそうではない作品だとは思います。不思議と浄化されたり切なかったり嬉しかったりして泣いちゃうんです。

この作品の善い人たちはだいたいどこかに何か辛さやしんどさを抱えているのですが、それを救ってしまう存在と出会えたり、向き合うきっかけと遭遇します。彼らが答えを見つける瞬間やラストシーンは泣きすぎてボロ雑巾になっていました。決してゲームの中の言葉で終わらない何かがあります。

「黄金の国イーラ」という本編の前の話を描いたスピンオフタイトルもあるのがポイント。
パッケージ版も出てますし、発売時系列的には本編のほうを先にプレイするべきなのでしょうが「黄金の国イーラ」のほうを先に遊ぶのはそれでそれで美味しいかもしれない。

そういえば両編ともにヒロインがちょっとセクシーな格好してますが少年漫画ってそんなもんだと思います。

 

シン。CV櫻井孝宏って時点でずるい

イーラ編の主人公、「シン」はゼノブレイド2の世界観を象徴しているキャラクターなのですが、本編でも重要な役回りでありなんと敵として登場します。彼の存在そのものが、泣けます。見てるだけで痛々しいときもあるのですが彼の運命の行き先を見届けて欲しい。

 

ここらへん気になる人はマストバイ。

アニメ「武装錬金」「ガングレイヴ」「楽園追放」「魔法少女まどか☆マギカ」
ゲーム「スターオーシャン3」「スーパーロボット大戦シリーズ」
映画「ジュブナイル」
平成ライダーシリーズ、特に仮面ライダーWと仮面ライダーウィザード

 

 

平成のヒーロー論 スーパーマリオオデッセイ(Switch)

 

記事を書き始めてからあわてて撮影に行った一枚

 

え?って思った方もいたでしょう。マリオです。ええマリオですとも!
私はマリオで泣きました。

泣いたのはたった一箇所。
終盤の一連のシーンですが、ボロッボロの濡れ新聞になってしまいました。

箱庭ステージであるいろんな国を「帽子の国」の住人キャッピーと協力しながら進んでいきます。
キャッピー(帽子のかたちです…。)を投げつけることで一部のオブジェクト、敵に憑依することができてしまいます。

そのへんのカエル、電気、恐竜。はてはこれまで散々踏みつけてきたクリボーとか、ハンマーブロスやキラーとか。

 

彼らに憑依することでステージギミックを攻略したり、進むことが出来るようになるというシステム。今作では操作するのはマリオだけではないんです。そう、色々なものになってしまうんです…。

それにしてもこのスーパーマリオオデッセイ、愛にあふれた作品すぎるんですよね…

  • マリオさんの命を一番奪った「穴」「奈落」からも復活可能。低難易度モードでお子様にもやさしい…初心者への愛
  • やれるもんならやってみろという狂気じみた攻略要素の量…やりこみゲーマーへの愛
  • 世界旅行の途中たどり着く「都市の国」の由来、マリオの歴史へのリスペクト…ファンへの愛

とっても楽しい作品ですよ!ええ!それだけだったらそんな泣くことはないんです。
本当は泣くようなゲームじゃないはずです。

歴史の積み重ねを大事にしてくれているんだ…っていうのが伝わってくるシーン、これがまず感涙モノであり、さらにとあるカットシーンで「ヒーローとは?」という問いへの最高の回答をマリオに示されてしまった気がしたんです…。
マリオは流石に推せないと思ってました。今は?

「あ〜〜〜〜〜すき!」です。

とりあえず、プレイ前にスーパーマリオオデッセイのWikipediaを絶対に見ないでください。
ネタバレ全開です。私が泣いた要素が全てスポイルされるので気をつけて。
このゲーム、少なくとも初回プレイなら攻略本や攻略情報は不要です。

どうせマリオでしょ…と言わずに軽率に遊んでいただきたい。価格安めだしね。
任天堂の本気のゲームなので、作りが非常に丁寧です。ゲーマーなら一度は!

クリア後に行けるステージはどれもエグい難易度

 

…中身なんにもない紹介内容だわ!ただラストシーンはなんとしても自分の目で見届けて欲しい。

このへん知るものマリオオデッセイを避けることなかれ。

ゲーム「ニンテンドウ64」
映画「ダークナイト」「レゴ:バットマン」「スパイダーマン:ホームカミング」
「キャプテンアメリカ:ウィンターソルジャー」「ズートピア」
「アンパンマン」「ピクセル」「シュガー・ラッシュ」

総評

涙腺が弱いオタクであるところの私、積み重ねたエピソードを振り返る系に弱すぎる…。

私はマリオで本当に、本当にガチ泣きしましたが、みなさまは泣くためにマリオ遊ぶのはやめてくださいね!さすがに泣かないと思う!たぶん!

もしも記事読んだ後これらのタイトルを遊んで泣いたよ!という奇特な方はコメント、Twitterなどでおしえてください。私はきっとそれを読んで泣きます。