これで貴方もソロモン王、メギド72で始める旧く新しいゲームスタイル

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漫画と小説とアニメとゲームと百合が大好きなカンナといいます。
大好きすぎて最近は相手が好きそうな作品を勧めて沼へ落とすことが趣味になりつつありますが、本来の趣味は拗らせながら一次創作や二次創作の小説を書くことです。

つまり、物語が大好きです。
琴線に触れる物語があるのならば、媒体を選ばず求めています。

長い前置きはさておき、そんな私がメギド72というゲームを紹介したいと思います。

いわゆるソシャゲのひとつであり、ここ最近は2019年日本ゲーム大賞優秀賞を受賞したりと、だいぶ認知度が上がっているかと思います。

それでも紹介したい。一人でも多くの人に知ってほしい。
現在受賞を記念して色々とフェアもやってるところですし!!

開発会社は「メディアビジョン」。
ワイルドアームズ」シリーズや、「デジモンストーリー サイバースルゥース」など数多くの作品を手掛けたゲーム会社です。

なので従来のコンシューマーゲーム好きの方、あるいは以下の条件に当てはまる方ならば面白いと思うこと間違いなしだと信じています。

・ストーリーとキャラがしっかりと絡んでいるのが好き
・ガチャが必須?ちょっと金銭的に困るかも……
・ギルド制度やレイド戦中心のソシャゲはおなか一杯、俺はソロプレイヤーで生きる
・周回が必要でも、そんな時間はない。ソシャゲは隙間時間でやってなんぼ
・なんか宣伝とか力を入れる部分を迷走してるっぽい公式を見守りたい

というより、実際に私はハマってしまいました。

今では幾つかのソシャゲを遊んでいる身ですが、ゲームで繋がる方法はゲームの中ではないという感覚が強く残っています。

なぜその感覚が強いかというと、自分の中ではゲームといえば、オフラインでのソロプレイが普通でした。
ぼっちじゃないやい。
オンラインで遊べなくても、公式ポータルに設置された掲示板で他のユーザーと繋がることができれば、ぼっちじゃなかった。
苦楽を共にする仲間はゲームの中にいた。
‪……‬ぼっちじゃないやい。

そんな幼少期から手に取っていたような、物語を知るためのゲームであり、ゲーム内ではなくゲーム外でコミュニケーションを図れる作品として、メギド72は私のスマホの中に収まったのです。

これだけではなんのこっちゃといわれそうなので、ストーリーとシステム、そしてサポート面について、もう少し説明したいと思います。

【ストーリー】世界に潜む、表裏一体の絶望と希望

メインストーリーで、王道を進み世界を救え――

3つの世界――天使たちが住まう秩序と規律で統制された「ハルマニア」、悪魔たちが住まう混沌と多様性に満ちた「メギドラル」、そしてその二つの中間に位置する人間たちが住まう「ヴァイガルド」を舞台にメギド72の物語は繰り広げられます。

主人公はヴァイガルドの辺境に住む少年、仲間はメギドラルから様々な理由でヴァイガルドへ渡ったメギド(悪魔)たち。

基本的にメギドラルからの侵攻は容赦なく、その力量差から一般人には対抗できない。その証拠にチュートリアルを兼ねたプロローグでは、主人公の生まれ故郷が滅ぼされます。

また、人間だからといって全員が主人公たちの行いを賞賛するわけではありません。
自分の生活を守ることで精一杯のため、主人公たちが災禍をもたらしたと非難する人たち、メギドラルの侵攻を利用して益を得ようと画策する人たちもいます。

守るべきものは日々の営みか、国としての存続か、あるいは世界という大きな枠組みなのか。

同じものを大切にしているはずなのにすれ違ってしまい、やがて大きな隔たりになりかねない危うさをメギド72はユーザー側がもうやめてくれよと思うほど丁寧に描くのです。

しかし絶望を希望に変えるRPGの名に恥じない、かなり熱い展開で数々の困難を乗り越えていく。そうして主人公が少年から、王として成長を重ねる‪……‬そんな王道的な物語を追っていると、まるでテレビの前でコントローラーを握っているような錯覚に陥ります。

そういえばPS2とかで遊んだことあるわ。
ソシャゲに移植したのに、あの頃と変わらない。
懐かしいなぁ‪……‬等の感想もしばしば共有されます。

大丈夫、よくあることだから怖くない。

イラストだけじゃ読み取れない、メギドたちの物語

現在メインシナリオは7章1節まで公開中。
加えて月に2回ほど開催されるイベントのストーリーや、仲間となるメギドが加入するとそれぞれ解放される個別のストーリーもあるので、かなりシナリオ量も多く読み応えがあります。

そう、イベントストーリーとキャラストーリー。和え物かと思いきや、キャラクターたちの深堀りをしてくれるとんでもないものばかりなんです。

むしろスルッとメインストーリーで顔出ししてきたあのキャラ、ギャグ要員かと思いきや過去があまりにもしんどい。

さわやかなイケメンだと思ったあのキャラは村を焼いている。

クールな美少女だと思ったあの子は二度と違えぬ約束を胸に秘めている。

そして唐突に歌いだす。

しっとりとした歌にラップ調で参入してくることもある。

ちなみに私の推しはアイムさんベリアルさんです。

後ろにいる猫のような姿が本来の彼女。可愛い。

猫で火事が得意な年上お姉さんなアイムさんと、固定砲台なせいで大雑把なところがある不老ロリおばあちゃんなベリアルさん。
可愛い。怒らせると怖い。
でも滅多に怒らないし可愛い。
そして過去がつらい、皆しあわせになろう。
あと百合。さいこう、いぇーい。

閑話休題。

私本性獣嵐如破壊力」「息子」「無料でもらえる27歳のクズ」といった愛称があるように、あまりにも多様性に満ちたキャラばかりなので、他キャラの紹介は割愛します。

公式も認める愛称です。
なぜこのような二つ名を付けられたんだ……と初見では思いますが、困ったことに大体あってるのがメギド72。
戦闘モーションも一人として同じものはなく、誰も彼もが個性的で‪……‬というよりモーションがどれも細かすぎる‪……‬スキンを変えただけなのにモーションも微妙に変えてる‪……‬アイムさんの浴衣姿が可愛い‪……‬
気になる方は是非アプリをダウンロードして遊んでいただくか検索を。

【システム】至れり尽くせりなんでもあり!

大きく戦闘システムと、育成システムについて分けて今回はお伝えしたいと思います。
まずはゲームの要、戦闘システムであるドラフトフォトンシステムについて。

「ドラフトフォトンシステム」で戦況をかえろ!

世界を構成するエネルギー「フォトン」を操り、味方へ有利となるように分配していくことが基本となります。手っ取り早く例えるのなら魔晄エネルギー
しかしフォトンは敵側も使用するものなので、戦闘パートではランダムに配置されたフォトンを敵と味方で交互に取り合うかたちになります。

それぞれ特性を持つ3種類のフォトンを、相手の動きを妨害するために奪うのか。それとも仲間たちへ攻撃のために与えるのか
戦況によって選択肢が変わり続けるシステムで飽きが来ない。
運と戦術眼が必要となるので、オート戦闘も可能ですが、油断しているとゲームオーバー待ったなしなので注意しましょう。

文面だけでは慣れるまで難しいと感じるかもしれませんが、チュートリアルでフォトンの種類の説明も含めて分かりやすく行ってくれます。

 

育成した全てのメギドに勝算はある!

そんな面倒な戦闘なら、ガチャで強いキャラを引かないと立ち行かなくなるのではないか?

そう考える方もいるかもしれませんが、メギド72は育成とユニット性能についても一癖あります。
なんとストーリー加入、つまり無課金で手に入るキャラたちの性能がとんでもなく高い。
チュートリアル前後で加入するキャラの時点で回復役、盾役、特攻持ち、防御無視、速攻‪……‬と豊富な役割を担っており、最新話でも戦闘で大活躍です。実体験なので間違いない。

メインストーリーだけでも10人以上は加入します。
そしてイベントでも有能キャラが毎回加入してくれますキャラの加入まではイベントの難易度も低く、初心者でもクリア可能です。

個人的に推しのベリアルさんもメインストーリー中盤で仲間となるキャラ。可愛い。でも性能がえっぐいので、防御力が高いキャラの装甲を紙のように引き裂いて大ダメージを与えてくれます。最高。

通常攻撃より桁違いのダメージを叩き出すベリアルさん

育成フォローが完璧すぎる。チケット周回で素材をもぎ取れ!

メギド72はレアリティの概念もないので、ストーリー加入でもガチャ加入でも、全員が星1から育成が始まり、全員が最高進化である星6まで成長できます

いやいやでも星6まで成長させるには多くの費用や、ドロップ率の低い素材が必要になってくるのでは?

こんな疑問も出てくるかと思いますが、確かにレアアイテムはキャラを成長させるにあたって必要になります。
ドロップ率も他のアイテムと比べて低めに設定されているので、そのまま周回するのは面倒だと思われても仕方ない。

そんなあなたに素敵なアイテム。

てれってれー、「スキップチケット」ー!

他のソシャゲでもいくつかで実装されている周回省略のアイテムですが、メギド72はこのアイテムをばらまいているので物凄い勢いで貯まる。

ログインボーナス、戦闘の全員生存ボーナス、イベント報酬、はてはゲーム内通貨(課金にあらず)でも購入が可能。もちろん、課金石を購入してもボーナスとして付与されます。

積極的に購入していない状態でもこのような感じに。

スタミナも消費されますが、スタミナ回復薬もチケットと同じくらいにばらまくのでご安心を。

それだけではありません。

数時間おきに更新されるゲーム内通貨専用のショップでは先述のスキップチケットやスタミナ回復薬だけではなく素材も購入できます。

どの素材が販売されるかはランダムですが、レア素材も出品されていることがあるのでかなりお世話になります。

お買い物をしたら資金がすぐになくなるのではないか?

大丈夫、「メギドの塔」というシステムがストーリー序盤から解放されます。
これは所謂「遠征」システムなのですが、遠征中でも通常の戦闘にキャラを使用することができるので編成など気にせず利用できる仕様。遠征時間が長くなるにつれて得られる通貨の量やアイテムの質はよくなっていくのでかなり便利です。

【サポート】運営も他のソロモン王も沼先案内人

暴走か迷走か、充実しすぎな公式のサポート

公式から提供される情報と有志による他のユーザーへのサポートについてです。
公式サイドと他のユーザーによるサポートの2つが特徴。

まず公式は全てのキャラとオーブ(装備効果もある召喚石のようなもの)に対して解説を公開しています。絞り込み検索もできるので、キャラの顔でも性能からでも選ぶことが可能です。チュートリアルが終われば何度でも引き直せるガチャが行われるので、事前にキャラを見ておくのも手かもしれません(一部のキャラはそのガチャでは手に入らない場合もありますが)。

メギド一覧
メギド72の全てのメギドを網羅したデータベースです。メギドを検索し、詳細を確認できます。

序盤の2章までならエネミーの特性やどのようなフォトン分配が推奨されるのか、といった攻略情報も掲載しています。

また、作中に彩りを見せるBGMとOP。これらを無料でDLできます。現在は5章までのセレクションで46曲分が公開しています。
ユーザーの中からは買わせて欲しいという意見もありますがサントラは未だに出ません。

けれど自分たちで弾いてみた動画を公式は投稿していたりもします。
そして最近に至ってはイベントが終わるとキャラソンが流れ始めるようになりました。流石に無料DLはできません。買わせて?

さらに言うとエクササイズ的な何かも作りました。途中で難易度が上がり最後まで踊れません。エクササイズとは。
わざわざこのために主人公の3Dで躍らせています。公式? どうしたの、公式?

ひとりだけど、ひとりじゃない。ソロモン王たちの助けがある

公式の、どの方向に進むか分からない行動力については、色々とありますが。
そんな公式と共に先の道を歩むユーザーたち……他のソロモン王たちもまた、一人でも多くのユーザーが楽しんでメギド72を楽しんでもらえるようサポートすることを厭いません。サポートすると書いて沼に引きずり込むとも読みます。

まず公式サイトに、掲示板が設置されています。

雑談から、質問や相談、ネタバレとそれぞれ分けられた掲示板。
難敵を突破できず、手持ちの編成の悩みを打ち明ければ、敵の特性に応じてお勧めがいくつも返されたり。
ようやくクリアできたと報告が上がれば、おめでとうと返されたり。
キャラクターの掲示板には唐突に怪文書が投稿されたり。

実はメギド72にフレンド機能は存在しません

各個人にIDは割り振られているものの、利用するのはPvP戦で任意の相手と対戦したいときだけ。
そしてPvP戦は必須でもなく、アイテムドロップなどもない、純粋に育てたメギドと戦略を試す場所です。

つまり、メギド72というゲームの枠組みの中に他者は介入できず、ひとりで世界の危機に立ち向かわなければならないのです。
けれども一歩外に出た、その入り口では語り合えて支えあえる仲間たちがいる。

掲示板は不思議な空間です。
助言は確かな説得力が、わかりやすい文章で行われている。怪文書は物語仕立てになっているので悔しいけど読んでしまう。
もちろん、もはや掲示板という文化に馴染みがない人もいるかもしれません。

その場合は、Twitterのハッシュタグで「#助けてソロモン王」と投げかけるだけで、SNSに散らばっているソロモン王たちが助言しにフォロワー外から失礼してくるというシステムが出来上がっています。ほぼ必ず返答がきます。

多様性に満ちた世界を認める、メギド72のこれから

メギド72は、まだその可能性に果てがありません。
例えば最近になって共闘というレイド戦が期間限定イベントとして実装されています。
これまで紹介してきたものを根底から覆すようなことを、と思う方もいるやもしれません。けれども、これもメギド72の可能性の一つでもあるのです。

PvP戦と同じく、強制参加するようなものではなく、エンドコンテンツの一種である共闘戦。
加えてハンデとして規定のレベルまで育っていないメギドでも、そのレベルまで引き上げた状態でエネミーに挑めるので始めたばかりでもイベントが開催されたのなら楽しめるかと思います。
救援を頼めば歴戦のソロモン王たちがタコ殴りに来てくれます。
また、負けたとしてもデメリットが存在せず、たとえ時間切れで倒しきれなくとも戦った分のポイントは得られるので、ランダムですが素材を得ることは充分に可能です。

しかも通常のイベントもですが、他ソシャゲよりも開催期間が長いので焦る必要があまりないのも、心の余裕ができる大事な要因。

ユーザーが増えることで、この一人きりで救う世界の可能性が拡張されていきます。

何故かリアルイベントで奥義モーションでキャラの曲げた膝の内角は何度か?、なんて分度器が必要なクイズを出す公式も、そこに何故か分度器を持参していた参加者も可能性が拡がった結果の一つなのかもしれないのですから。たぶん。

ウァサゴさん、自傷から始まる奥義モーションも衝撃的

ちなみにこちらのモーションです。
四択のクイズでしたが選択肢は5度ずつしか変わらないです。

わからいでか。

現在2019/10/16までキャンペーンも行っていますので、是非始めてみてはいかがでしょうか!

以上、現在はストーリー加入でゴジラの擬人化と親しまれている女性メギドを育成中のカンナでした。

 

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