武道館でドリフェス!になったワグナー、DMM VRシアターへ行く

Wake Up, Girls!

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ワグナーは武道館生まれのドリフェスになった

あの日。武道館に行ったWake Up, Girls!のファン。つまるところのワグナーは武道館生まれのドリフェス!になりました。

 

最初、客観的にメディア記事を意識して書こう。記録として残したいから。残されるべきものだから。

そう思って客観的に記事を書こうとしたんですが、思うように言葉が出てきませんでした。もうドリフェス!について、たぶん主観でしか書けなくなってしまったんですよ。それくらいにはドリフェス!への想いが強くなっています。

たぶん、いつかの記事で書いたように嵐の中にいる人は嵐の凄さに気がつけないように。

 

すでにわたしはそういう状態に、なってしまったのだと思います。

ずっと止まなかったエール

ドリフェス!は世界観の中でファンの存在がアイドルたちを輝かせるのに必要だということを、「ファンからのエール」という形で何度も繰り返して肯定し続けてきました。

ドリフェス!のファンはドリフェス!にエールを送り続けてきました。デビューの時、アプリの配信?それともアニメの頃からでしょうか。武道館のライブの日。その後からという人もいます。(目撃したのでわかる)

入口は違うかもしれませんがそれぞれのタイミングで出会った人たちがエールを送り続けてきました。

いま、言葉にする回数が減っていたとしてもその思いは変わっていないはず。

 

公式、キャストのツイート

武道館のライブが行われたあの日からちょうど一年後、ドリフェス!の関係者、キャストたちは根強いファンの愛情に応えているだけではなく、本人たちにとっても大切なものである…そんな想いが込められた投稿が行われ、それに対しファン達もリアクションを返していました。

 

サンライズフェスティバルでの上映

それからサンライズフェスティバルが開催されました。アニメ「ドリフェス!」「ドリフェス!R」から人気の話数を投票で決定し、選ばれたものが上映される。そういうシステムの中で思い入れ深い話数をそれぞれが投票し、愛に満ちたメッセージが投票時に添えられました。

 

上井草のコラボ復活

サンライズがある町、上井草のコラボ復活も活動が止まった後としては異例のことのはず。

 

サンライズから徒歩数分もしない距離に位置し地元の人にも愛されるラーメン店「てっぺん」が「ちょうてん」としてドリフェス!Rに登場。ファンには聖地に近い扱いを受けている。近くの洋食店「AOYAGI」とともに過去にドリフェス!とのコラボが過去2回行われていました。
なんとユニットが活動休止を迎えた後にもかかわらず2019年9月からの第3弾コラボ開催が決定。洋菓子店「カランドリエ」も参加することに。

 

ぬいの再販

そしてドリフェス!のDearDream、KUROFUNEのキャラクターのぬいぐるみ(以降は《ぬい》)もクラウドファンディングに近い形での受注生産として再販が行われることが2019年9月に発表されました。
様々なシチュエーションで撮影された写真はその魅力を伝え続けてきました。ぬいサイズの服を自作する人。ぬいと旅行をする人、ブロマイドにして配って楽しむ人。たくさんのぬいとの遊びが開拓されていきました。

 

しかしドリフェスのぬいは現在となっては在庫がほとんどなく入手困難であり、いったん誰かの手に渡ったぬいやプレミア価格での購入をするほかに入手手段がない状態が長い間続いていました。
一定数以上の受注がなければ再販はキャンセルとなるというシビアな形であったが、なんとか受注数はボーダーラインを超えました。

DearDream&KUROFUNE7体セットで22000円。取り扱いサイトのムービックの送料は1000円。合わせて23000円。それが1343セット注文されたというのはファンの熱意を感じる結果でした。(3088,9000
円…)

 

この再販でバンダイ、サンライズ側にドリフェス!への熱意や資金力を試されている感覚は正直なところある、としか言いようがないです。

 

けれどもドリフェスというコンテンツはスタッフ側にも愛されているコンテンツであることは、スタッフやキャストの愛がないとどうにもならないような事をやれているのを見ても間違いないでしょう。

公式からの愛情の存在は疑う余地はないとして、

やはり沢山のコラボや企画があったのは「イケるっしょ!」……と叫び続けたファンの力が本当に力強いからだと思うのです。

ユニット活動休止後にここまでの動きがあるコンテンツは今の時代、多いとは決して言えない。一度止まってしまった時間を動かすためには動いていた時間を止めるのと同じか、それ以上の力が必要になるはず。

それだけの力がドリフェス!のファンたちにはあるのだと思います。

自分の立場がよくわからないのですが、その力や愛情は誇ることができるものだと思うのです。一人のワグナーであった私はいまだにドリフェス!のファンたちには驚かされてばかりいます。

(諸事情あってワグナーの看板背負う機会を減らしているのですがそれはまた別の機会に)

行くか、行かないか

 

 

《ドリフェス!イリュージョンShow Time in DMM VR THEATER』~Thank you for your YELL!!!!!!!~》(以下、ドリフェス!DMMと表記)が11/9~11/11の3日間、
《DMM VR THEATER YOKOHAMA》(以下、DMMVRシアターと表記)で上映されました。こちらのコンテンツの内容は以前上映されたものをベースにしたDMMVRシアターの閉館に伴うファイナル再演となっていました。

 

 

わたしは先行の段階でチケットを取るか取らないか、ドリフェス!でワグナーの友人に行かないかと相談もしましたが金欠。応募をしないことにしました。

ずっと彼らに会いたかった人たちがきっと応募するだろう。そこに道を譲りたいと思ったのが一番の理由でした。
案の定抽選は倍率が非常に高かった。ハイタッチ券つきのものも倍率がとても高かった。それを見て、応募しなかったことは正しかった、彼らが行けない姿はできるだけ見たくなかったしこれで良かったのだ、と思いました。

 

そしてやってきた11/9、11/10。

武道館のライブの後に書いた記事を読んでくれた方や、WUGのSSAでのファイナルライブに足を運んでくれた人を中心にドリフェス!の人たちがわたしのTLにはたくさん増えていました。その人たちのほとんどが横浜にいるようで、久しぶりに会いたいという思いが先に出てきました。

その人たちのRTでTLにチケットの譲渡も行われていたのを見ていたからか、気が付いたらチケットが余っていないか検索を行っていました。

急遽行けなくなった人、連番相手が都合悪くなった人。みんなそれぞれ理由は違うけど、立ち見席も出ているのもあり空席は出したくない。ツイートにそんな想いが見えました。

それを見て、わたしも行こうか。悩んだけどお金や体調を気にしてやっぱり諦めていました。これでいいんだ。と。

 

迎える11/11。

 

DMMVRシアターでの再々演最終日。遅く起きたわたしはシャワーで熱いお湯を頭にかぶっているときにふと言葉が頭に浮かんできたのでした。

今回のあと、ドリフェス!の次の現場ってどこになるんだろう、と。

武道館のあと本当なら難しいはずの展開。それなのに公式サイドでいろいろな事が起きたから、私はいつの間にか続きを望んでしまっていたんですね。

 

当たり前だと思ってしまってる日常やイベントは当たり前じゃない。その事をワグナーは知っています。ドリフェス!になった人もきっとわかっているはずです。

つまりこれが最後の現場になる可能性だってあるということ。それを明確に実感したのはこの時であると同時に、あの日わたしを武道館に走らせた何かに近いものを感じた瞬間でした。

行こう、横浜。埋めよう、空席。なんなら会場推しでもいい。

バタバタと準備をしながら服装も悩んだのですがワグナー装備で会場に向かうことにしました。続いてきた縁がまだ切れていないことを誰かに伝えたくて。

そして、なんとなくもったいない気がしてずっと未開封のままだったWUGのファイナルツアー仙台公演の会場限定リボンチャーム。

 

 

ドリフェス!武道館で連番したワグナーからのプレゼントでした。平日。唐突。誘っても彼は横浜には行けません。ブルゾンのシガーポケットにそれを着けて「今日が開ける日なんだと思う。連れて行くわ」とLINEを送ると、わたしは家を飛び出しました。

きっとこれはクラス会なんだと思う

電車に揺られながらチケットの譲渡先を探している人に声をおかけして、最終公演の開場前くらいにDMMVRシアターに到着しました。

そこにはドリフェス!の人たちがたくさんいました。《ぬい》を連れて撮影してる人に、武道館以来の再会を喜ぶ人。

わたしも知っている方と偶然出会いました。お久しぶりです、の一言に気持ちがこもってしまいます。(バンナムフェスで初めてお会いしたので最近といえば最近ではある)

ドリフェス!といえばドリカ。しかしドリカライトを持っていないわたし。

なんとドリカライトを貸していただけることに。しかもカードも選ばせてもらいました。(ドリフェス!は選べるほどドリカを持ち歩いてることが多い。すごい)11/11はちづの誕生日なので、ちづのドリカを選択。

 

WUGのSSA公演に来ていただいたドリフェス!の方や、ボイスチャットアプリDiscordで交流させていただいてる方、Twitterでフォローして頂いてる方、そして私の書いた記事を読んでいただいた方。いろんな方とお話させていただきました。

誰かの知り合いは他の誰かの友人、みたいな、なんというかそんな感じの空間でした。

それでも会うのは初めてだったり、久しぶりに会った事を喜ぶ人たちがたくさんいた。まるで同窓会みたいだけど、現在進行系だからどちらかというとこれはきっとクラス会だ。そう言ってる方がいたのがなんだかありがたかった。

連番の人も大切なご友人がいたのか、ご友人を見つけるとものすごい勢いで抱きつきに行っていました。それを見てこのDMMVRシアター再々演がなかったらもう会えない人たちも間違いなくいたんだろうと感じたのを覚えています。

 

 

確かに彼らはそこにいた

覚悟を決めて会場に入場。ドリンクチケット引換のためカウンターに並んでいると、前方の痛バッグに入ってるじゅんやくん《ぬい》にかわいい!と興奮する人もいたけど当人は気がついてないとか、なんだか会場内の人たちは開演前からみなテンションが高めでした。

私もカウンターで「イモ」ことKUROFUNEポテトを注文。Twitterでは毎公演ごとにこのポテトを注文している人を見かけるほど評判が高かった限定フード。

 

しっとりとしたじゃがいもの食感が非常になめらかで、味付けに使われているサワークリーム&トリュフ塩シーズニングが高級感を出していてとても美味。何個でも食べれそうでしたが入場してから開演まで時間がなかった。引き換えたドリンクもあるのにホルダーが一つしかない…!もったいないけどガツガツと食べきって準備完了。

https://vr-theater.dmm.com/schedule/dfes_illusion/news/20191025_01

持参したワグナーブレード、借りたドリカライトの二刀流で開演を待っていると、点灯したドリカライトが本当にキレイなことに気が付きました。会場内のドリフェス!の方それぞれが推しのドリカを装着したドリカライトを持っている光景はやはり本当に心を奪われそうになります。

 

正直なところ重心の関係かドリカライトは他のブレードより重く感じるのですが、きっとこの重さはそれぞれのエールの重さだと自然に思えました。

「エール、重っ!」とあのとき思わず口に出してしまった天宮奏くんの気持ちがわかった気がします。ドリカライトが飛ばすドリカに載せられたエールの重さは絶対に紙一枚分なんかじゃない。

心。感情。救済。思慕。涙。笑顔。感謝。煌き。1mgも嘘が含まれてないそれら全部を載せて、ドリカはステージの上の彼らにエールを届けている。

ずっと届け続けてきたのだ。いま、このときも。その事実がこの手で感じられるようで嬉しかった。

 

開演を迎えるのですが、記憶がかなり飛んでいます。セットリストやMCの順序はもうよくわからないです。

 

DMMシアターの技術力は本当にすごかった。そこに2次元の彼らは間違いなく”いた”。違和感なくそこにいて、2次元の彼らの動きはそれぞれバラバラだし、個性が出ていた。こっちを見た!目が合った!と本当に感じてしまうし、この公演中の会場は確実にDfourプロダクションのライブ会場だった。

 

演者の名前が出るライブ前の演出も、1期での想い出が映像として流れるのも、MCがあるのも、めちゃくちゃに”ライブ”だったんです。コールもすごい圧だった。間違いなくここは現場だった。ここがドリフェスの現場なんだ!って本当に思えた。

曲数が多くなかったりショート版だったのも、ドリフェス!R1話の頃に作られたコンテンツだっていうことで不満なんてどこにもなかったんです。楽しいんです。めちゃくちゃ楽しいのです。でも。

あの日の続きに今日があるからこそ、寂しい

でも、どうして涙が出てしまうんだろう。連番している人も開演と同時に涙をこぼしているのが目に入りました。私も泣いていたのでよく覚えていません。

ライブが終わりに近づくにつれて、一人大きな声をあげて泣いてしまってるちづ推しの女の子がいたんですよ。

 

みんな声を出して泣きはしなかったけど、すすり泣く声がたくさん聞こえた。きっと心のなかではみんなあの子と同じような気持ちだったんじゃないか、って思うんです。

また会えたからという嬉しさもあるけれど、もう最後かもしれない、からなのだろうか。

この上映内容はドリフェス!Rの1話放映前後に制作されたものだったのですが、

いまのわたし達には、制作当時とはセリフひとつひとつの意味が違って聞こえてしまうのです。そのすべての重みがすさまじかった。ドリフェス!R放映前と、彼らが武道館にたどり着いたそのあとのいまでは、たくさんのものが違いすぎた。

 

 

「オレたちを応援してくれてありがとう」
ーーあれからもう一年とちょっと経ちましたが。でもまだ応援してる。これからもずっと好きでいると思う。

 

「みなさんのおかげでいま僕達はここに立つことができたんです」
ーーきみらはDMMのその先、武道館にまで行って、そこでも同じようなことを言ってた。そのあともエールがずっと続いてきたからこそ、ここでまた会えた。

 

「これからもサイコー超えていくから付いて来い」
ーーサイコー超えたその向こう側にいってしまった君たちを追いかけていったその先、きっと最高を更新していけるのを知っている。だから、これからも。

 

「また会いに来てくださいね」
ーーでも。
でも、これが最後なんじゃないかって、ちょっと考えちゃうんだよ。この先もう会えないんじゃないか、って思うとすごくさみしくなるんだよ。

 

「絶対また会おうね!」
ーーきみらがそう言ってくれる限り、きっとわたし達は現在進行系で、不滅なんだよな。
それでもやっぱり、さみしいよ。いつ会えるのか、もうわからない日常にわたし達は帰って行く。さよならが寂しくならない魔法があるなら知りたかった。
それはきっと、「また会おうね」って言葉になるのだろう、とは思う。

 

そして、ライブが終了して映し出されたのは武道館(ALL FOR TOMORROW)のビジュアル。

ライブ終了後に流れるALL FOR SMILE!。シンアイなる夢へ。泣いてる人もたくさんいたけど、自然と誰かが歌い始めて最後はみんなが声を出していた。合唱だった。

まるで武道館のときみたいだ、と思った。わたしが大好きだったあの空間。

 

「シンアイなる夢へ」のラストのフレーズ。
「さあ一緒に行こうよ…笑って!」と、わたし達は自分たちで声にならないような声で叫んだ。

それが彼らからのメッセージのように思えた。
こんなの、ずるいじゃないか。
しばらく、感情がどうにもならなくて動けなかった。

這うようにして会場の外に出ると、月が輝く夜空がわたし達を待っていました。あの日もこんなだったかなあ。ぼんやりそんなことを思いました。

君たちのことをもっと知りたい

ハイタッチ会に並ぶ人、それを待つ人が会場の建物前で待機していました。

それと、帰りたくない人も。

ここを離れたくない人たちが、会場前にたくさんいました。わたしもそのひとりです。

いっぱい楽しかった、すごかった、あの曲が良かったって話をしました。ぬいの撮影もしました。

 

もうこの次の現場なんてなくて、ここを離れたら色んなものが消えちゃうんじゃないか。みんな言葉にはしなかったけど、そう思ってる人もいたと思う。少なくともわたしはそうだった。

細く長く、小さく続いてる何かが終わってしまいそうな気がして、さよならなんて言いたくなかった。だから、またどこかで。とみんな言って名残惜しそうにその場所を離れ、帰途についていくのを見送った。

 

DMMシアターのライブ。寂しさは、なかったかと聞かれるとそれは嘘になってしまう。それを含めても本当に素晴らしかったし楽しい現場だった。

だから、ここで終わりにしたくない。ドリフェス、まだ終わりにしたくないって心が叫んでいる。そういえば昔WUGのアニメの展開が一区切りついたときにまだ終わりたくない!って叫んだ赤色担当センター様がいたことを思い出します。

 

ドリフェス!というコンテンツについて心の整理がもうついてる人もいると思います。心の整理がついてない人もいると思います。

心の整理がついてる人、申し訳ない。

心の整理がついてない人は、引きずってても、かっこわるくたっていいんじゃないでしょうか。人間らしくてそのほうがいい。もう身体の一部になってしまってるのならこの先の人生にその想いを連れていけばいい。どうか未練があったとしてもずっと好きでいてほしい。

もしも好きなことがあるのなら貫くべきです。諦めちゃだめです、声は届きます。結果は望む形になるかはわかりませんが…

 

 

 

わたしは心の整理がついてるつもりでした。現在進行系でゆっくり自分でのペースでドリフェス!というコンテンツと付き合いができてるつもりでした。

今はきっとリスタートではなくて、延長戦の中にあるのだろうけど、やっぱりだめみたいです。また会ったら、彼らの事をもっと知りたくなってしまった。

 

彼らに会う場所がないならこっちから作ってでも会いに行きたい。ライブの形式じゃなくたっていい。ドリフェス!の人たちがドリフェス!として集まれる機会や場所があったらいい。きっとファンの記憶の中に彼らの姿は残っているので。。

ワグナーとして出会わせてもらって、武道館に行って、ゆっくりとドリフェス!のアニメも一期をやっと見終えてドリフェス!にしてもらったと勝手に思ってるわたしですが、何かやることもあるかもしれません。そのときはよしなに。

 

 

 

 

蛇足

仙台アニカフェでのイベント開催ということでいくつかツイートしたものを載せておきます。

 

 

 

カランドリエさんはおいしいすぎる。通常営業でこちらのプルミエシュー売っています

 

 

WUGに関する想いの総括。

 

「WUGと私」的な記事です

 

わたしがどういう人間かというのがもしかしたらわかる記事です

 

 

 

別のワグナーさんがDMM VRシアターに参加してきた記事。

 

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