Undertaleで「ケツイがみなぎった」弾幕STGファンの話

ゲームコラム

当サイトではAmazon,楽天のアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

Undertaleをプレイして「ケツイがみなぎった」弾幕STGファンのお話。
※Undertaleのネタバレについては書かれておりませんので、ご安心ください。

Undertaleとは

かなり話題になった作品のため既にプレイされた方も非常に多いと思いますがUndertaleについて簡単に紹介します。

 

「本作は「誰も死ななくていいやさしいRPG」をキャッチコピーにしており、必ずしもバトルでモンスターを倒す必要がない点がシステム上の大きな特徴である」
「戦闘においては一般的なRPGのコマンド選択式のバトルに、シューティングゲームの要素を組み合わせた独自のシステムを採用していることから、「2DシューティングRPG」と呼ばれることもある。」
( https://ja.wikipedia.org/wiki/Undertale より)

※上記URLはWikipedia。ネタバレ要素が多く含まれるため未プレイの方は閲覧しないほうがよい。

Undertaleは「RPGなので戦闘は避けられないが、モンスターを倒さなくてもエンディングに到達できる」という少し変わった作品です。ゲームのコンセプトもユニークですが、戦闘もなかなか珍しいシステムになっています。

簡単に説明すると……

・味方のターンは「攻撃」「アイテム使用」「会話」などをコマンド選択
・(一定ターン攻撃しないことで敵の戦意を喪失させ、敵を倒さずに戦闘を終了できる)
・敵のターンではシューティングゲームのように攻撃を避ける。

通常のRPGにおいて、敵の攻撃のダメージや命中したかどうかは自身の防御力、回避力と敵の攻撃力や命中力を使って計算することが当たり前。基本的にダメージが発生するか否かを決めるのは装備やレベルといった事前の準備、そして運です。「低レベルクリア」を狙う縛りプレイもよく行われていますが、「敵が攻撃してくる前に一撃で倒す」などの方法が必要になるのが一般的なRPGです。

Undertaleの場合、回避に成功し続ける限り、ダメージを受けることなくゲームを進めることが出来ます。腕前によっては敵の攻撃を食らわなくて済むのです。

敵を倒そうと攻撃している時もこちらが攻撃を控えている時も敵は手を緩めず攻撃をしてきます。どんなプレイスタイルでもちゃんと回避をしないと一方的にやられてしまうため、上手に攻撃を回避できる事が攻略上非常に重要というシステムになっています。

1周のプレイにかかる時間は10時間以内程度とボリュームは多くありませんが、周回プレイも楽しめるような作りになっています。ゲーム好きであれば間違いなく損はしないはず。

トロフィーコンプリートも簡単なのでトロフィー目当てという方にもオススメです。ゲーム本編クリア前にプラチナトロフィーが手に入るという非常に珍しいゲームです。

Undertaleに興味を持った方はPS4やPSVita、Nintendo Switch、Steamなど多くのハードでプレイできるのでぜひ遊んでみてください。エンディングまでネタバレを踏まないように気をつけたほうがいいですよ!

 

 

ケツイが みなぎってしまった弾幕シューター

Undertaleはセーブポイントに触れると「○○して 主人公は ケツイが みなぎった」というメッセージが出ます。初回プレイでこのメッセージを見た瞬間、私の頭の中にとあるゲームのSEが響いてきました。

(…ピッピッピッピッ!)

……これは弾幕シューティングゲーム『ケツイ〜絆地獄たち〜』の敵機ロックオン時のSEです。

ケツイのアーケード版は2003年1月28日に稼働開始したそうですが、弾幕シューター(=弾幕シューティングファンのこと)に未だに根強い人気を誇り、Xbox360、Playstation3で移植版が発売された後、さらには2018年11月にはPlaystation4でも発売された人気タイトルです。

このタイトルの特徴はなるべく近づいて敵機を倒すと自機が敵機に近いほどスコアが稼げるアイテムが出現するという点です。弾幕シューティングは敵機の弾をかいくぐって避けることに主眼を置いた作品が多い中、『ケツイ』でスコアを稼ぐためには攻撃的なプレイを求められるのです。

スコアを稼げば残機数が増える仕組みになっているため、前に出て敵機を残さず殲滅することがワンコインクリアにもつながってきます。当てれば敵機をロックオンできるロックショットで敵機を倒すとスコアが稼ぎやすいため、敵機の目と鼻の先で叩き込み続けるということになりその度に(…ピッピッピッピッ!)というSEが鳴り響くのです。

…「誰も死ななくていいやさしいRPG」Undertaleをプレイして、『ケツイ』のロックオン時のSEが脳内に響いてしまった私はモンスター殲滅モードに移行。敵の攻撃を避けるときもできる限り前へ前へ、攻撃へ突っ込みながら避けていきます。特にUndertaleで前に出るメリットはないのですが気にしてはいけません。

エンカウントするザコ敵も見逃すことなくしっかりと殲滅。立ちはだかる敵を片っ端から滅ぼしていました。

とある敵との戦いでは主人公のHPが1になると敵の攻撃が主人公を避けていくことに気が付きながらもボコボコにした瞬間は「これはきっと間違ったUndertaleの楽しみ方ではなかろうか…」とさすがに少し反省したのですが、
「あーやっぱりシューティングは楽しいなー!」と思っていました。(到達した結末はご想像にお任せします!)

しょうがない!戦闘の敵の攻撃を回避するシューティングパートがやっぱり楽しいのです。モンスターによって多彩な攻撃を仕掛けてくるためバラエティ豊かな方法で避けていく必要があるのですが、絶対避けてやる!というシューター心を刺激してくる絶妙なバランスになっています。

……ただセーブポイントのメッセージがちょっとカタカナだったのが私に良くなかっただけなのです。重要なキーワードなのはわかっているのですが…。

「ライデンファイターズ」「サイヴァリア」とかメッセージが出ていたら敵の攻撃をわざとかすらせていたに違いないでしょう……。

Undertaleをプレイして「弾を避けるシューティングゲームって意外と面白い!」と思った方向けにいくつかシューティングゲームをご紹介します。

オススメ弾幕シューティングゲームを紹介

ケツイ〜絆地獄たち〜 (Xbox360/Playstation3/Playstation4)

今回の記事でも紹介した作品。生きて帰ることを許されない秘密裏の武力介入任務に志願した4人の青年が主人公、自機はヘリコプターというミリタリー色強めの硬派な世界観です。
Playstation4の新品もまだ販売中、Playstation3の中古も3000円台で購入できるため入手難易度が低い点でオススメします。

しかし難易度が高いため、弾幕シューティングを始めてプレイします! という方にはちょっとオススメできないかもしれません。

ショット、ロックショット、ボムしか攻撃方法がないなどシンプルで「シューティング力」を問われる作品。キャラクターのデザイン、雰囲気が非常にストイックでクールなのも魅力。BGMも非常に人気が高いです。

 

 

怒首領蜂最大往生 (Xbox360)

弾幕シューティングと言えば「怒首領蜂」シリーズという人も多いのではないでしょうか。
世界観はSF。『STGっぽい』戦闘機が自機。怒首領蜂シリーズのコンシューマー最後の作品になります。

ショット、レーザー、ボム、ハイパーという攻撃手段があり『ハイパー』のせいでちょっと複雑なシステムと感じるかもしれませんが、被弾時にボムを自動で使ってくれる『オートボム』があるので初心者にもオススメです。
問題はXbox360なんて持ってねーよ!というところでしょうか……本体も安いのでこの機会に。Xbox360はSTGが豊富。STGハードとしてはとてもおすすめ。

Playstation3やPSVitaを持っている人であれば、PSストアのアーカイブで「首領蜂」「怒首領蜂」を遊ぶことができます。この二つもオススメです。

オートボム搭載で割と初心者向け

XBOX360なら駿河屋の中古がおすすめ

デススマイルズ (Xbox360/steam)

ゴシックホラーをモチーフにした世界観で、なんと自機として魔法少女の女の子を操作することになる横シューティングの弾幕シューティングゲームです。
スマートフォンアプリとして展開している『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』略してゴ魔乙(ごまおつ)と同じ世界観となっています。
『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』はプレイしたことがないので詳しいことは書けないのですが…… あちらは基本無料なので手軽に弾幕シューティングをしたい人はオススメできるかも?

敵が画面左右から出てくるので左右に攻撃を撃ち分ける必要があります。そのためアーケードでプレイするときにはちょっと操作ミスしやすいのですが、Xbox360かsteamでやる場合は自分好みの操作方法に変更しましょう。

難易度はケイブの弾幕シューティングの中ではかなり低いほうで非常に遊びやすいです。
それぞれのステージに入る前にステージ難易度を三段階から選べるので、自分が苦手なステージは簡単にして、得意なステージは難易度高めにするなどすれば初心者でもワンコインクリアも可能な間口の広いゲームです。ワンコインクリアまでは行かなくとも、長い時間ワンコインで遊べます。人を待っている時の暇つぶしにでも、ゲームセンターで見かけたら遊んでみてください。

 

 

初心者向け!間口が広く難易度の調節が可能。


XBOX360なら駿河屋の中古がおすすめ

クリムゾンクローバー (steam)

元は同人シューティングでしたが、ネシカ(NESiCA×Live)でアーケードデビュー。
ネシカ最新機種では遊べないのですが、ネシカの旧機種を見つけると取り敢えず100円を入れて遊んでしまうほど好きな作品です。

このゲームはとにかくグラフィックや演出がド派手!攻撃時のサウンド、敵の爆発、じゃらじゃら出るスコアアイテムなど爽快感抜群、脳汁あふれる作りになっています。
難易度は高めでワンコインクリアを目指すとけわしい道のりになると思いますが、爽快感を味わうためにぜひ一度はプレイしてほしい作品です。

 

 

演出がド派手!ちょっと遊んでみるだけでも楽しい。

 

斑鳩 (ドリームキャスト/GC/Xbox 360/PS4/Nintendo Switch/Steam)

ちょっと他の弾幕シューティングとは路線が違うのですが、画面内の弾の数は非常に多めということ、現行ハードで遊びやすいということで紹介。

自機と敵機、自機の弾と敵の弾はすべて白/黒の2属性のどちらかが設定されており、自機の属性+自機の弾はいつでも切り替える事ができます。同じ属性の敵弾はなんと自機に当たってもOKどころか、敵弾を吸収して『力の解放ゲージ』にすることができます。この『力の解放ゲージ』を消費して放つホーミングレーザーは非常に強力。

回避不能な弾幕のように見えても同じ属性なら敵の弾に突っ込んでゲージを回収できるので、ただ自機を動かすだけではない弾幕シューティングと言えるはず。難易度は高く、難しい部類ですが攻略法を覚えていくことで上達が目に見えて分かるのはきっと楽しめるはず。

 

ストーリー、BGM含めた演出が非常に秀逸であり、名作と呼ばれる域に到達しています。

 

 

終わりに

弾幕シューティングは他にも数多く出ていますが、自分がプレイしたことがあり、かつオススメできる作品を挙げています。

これらの弾幕シューティングをゲームセンターでやりたいと思ったら、秋葉原のHeyというゲームセンターにぜひ一度行ってみましょう。弾幕シューティングのアーケード機がずらりと並ぶ姿はめちゃくちゃテンションが上がりますよ。

ニコニコ動画に配信されている台もあり、スーパープレイが飛び出すのを見ている観客に交じるのも熱いです。

もし「この作品も面白いよ!」というものがあればコメントで教えてくださいね。

 

Vitaを買うべき理由を提案している記事です、現在大好評いただいてます