推しサンリオキャラクターの生みの親に会いに行ってきた

「推しサンリオキャラクターの生みの親に会いに行ってきた」のアイキャッチイベントレポート

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毎年12月第1金曜日にサンリオピューロランド及びハーモニーランドで行われる無料開放イベント、SANRIO THANKS PARTYに今年も参加した。運良くイベント内で行われたキャラクター担当デザイナーのサイン会にも当選したので大分遅くなってしまったがレポ(兼宣伝)を行いたい。

そもそもサンリオのキャラクター担当デザイナーって?

文字通りハローキティやマイメロディを代表とするサンリオキャラクターのデザイン業務に携わるデザイナーのこと。
キャラクター自体のデザインだけで無くサンリオギフトゲート等に並ぶ商品のデザインも行うためキャラクターのマネージャーに近い業務も行っている。
その中でもキャラクター担当デザイナーは各サンリオキャラクターのデザインに関する総責任者に近い存在であり、サンリオの看板を背負うキャラクターの生みの親とも言える。

サイン会の流れ

事前の抽選で勝ち取った整理券に書かれた集合時間に受付に向かい、用紙に描いてもらいたいデザインを選択、そして色紙に書いて欲しい宛名を記入する。
開始時間になるとキャラクター担当デザイナーがバックヤードから登場、いよいよサイン会が開始される。
自分の番がやって来たらデザイナーに受付で記入した用紙を渡すと自分の希望に沿った色紙をその場で描いてくれるというシステムだ。

サイン会と称されているもののやっていることはいわゆるスケブに近い。(スケブ=イラストレーターや漫画家にスケッチブックを書いてもらうこと)

瞬きもしない内に自分の目の前でキャラクターが組み上がり、動き出す姿は圧巻。色紙のデザインはその時々にあったものを描いてくれるので見本を見ているだけでも楽しくなれるはずだ。

サイン会は直筆の色紙を受け取ることが出来るだけでは無くデザイナーとファンとのコミュニケーションが取れる貴重な場でもある。キャラクターの好きなところ、買った商品の感想、これから期待しているところをキャラクターの創造主であるデザイナーに直接伝えることが出来ることもサイン会の醍醐味である。いわゆる接近イベントだ。

ファンレターや差し入れを送ることも可能なのでキャラクターを愛する気持ちをデザイナーにぶつけてみては如何だろうか。

 

何故自分がサイン会に参加するようになったのか

今回はリルリルフェアリルの担当デザイナーである瀬谷愛(せたにあい)先生のサイン会に参加した。何故今回数あるサンリオキャラクターの中でもリルリルフェアリルを選んだのかというと彼女は自分が生まれて初めて出来た推しだからである。

2016年初頭、確か自分がサンリオピューロランドに興味を持ち始めていた頃だったと思う。その頃アニメ版リルリルフェアリルの放映が始まった。放映開始直後は正直どんな感情を抱いてアニメを観ていたのか良く覚えていない。多分サンリオのアニメというだけで惰性気味に録画を消化していたんだと思う。しかし、劇中で主人公であるりっぷが人間に変身した姿、花咲ゆみりの歌唱力に衝撃を受け彼女に一目惚れすることになる。当時声優という職業を正直見くびっていた自分は強いカルチャーショックを受けた。

花咲ゆみりに心を奪われた自分はサンリオピューロランドで公演されているリルリルフェアリルのショーを真剣に観てみることにした。りっぷの彼女の悪人でさえも信じてしまう優しく強い心、そしてショーの中で歌う曲の歌唱力に改めて惹かれショー終了後自分はリルリルフェアリルが好きであると確信した。

それからというもののリルリルフェアリルの推し事を通じ色々な場所に行った。リルリルフェアリルに会うために大分のハーモニーランドまで行った。リルリルフェアリルカフェにブラインドのアクリルキーホルダーをコンプリートし懸賞のアクリルパネルが当たるまで通い詰めた。リルリルフェアリルがセガサミー野球団の応援団を務めた時にはそれを見守るため都市対抗野球にも行った。韓国で売られているリルリルフェアリルグッズがどうしても欲しくて個人輸入に挑戦した。アニメのエンディングテーマを歌っていたアイドルのライブも行った。尿路結石にかかった時も股関節のリハビリも兼ねてお台場のトイザらスのグリーティングに行ったりもした。

コラボカフェの懸賞で当てた特大スタンド。

リルリルフェアリルが居なければ触れることの無かった世界はここに書いてもキリがない。その1つがサイン会だった。2017年の春、初めて担当デザイナーサイン会に参加した。その時は担当デザイナーである瀬谷先生に花咲ゆみりの衣装を着たりっぷを描いてもらった。デザイナーを前にして緊張して何も話せなかった。でも目の前でキャラクターに生を吹き込まれる瞬間を観ることが出来る喜びも忘れる事は出来なかった。

船橋のららぽーとで初めて貰った色紙。

 

サイン会レポ

そして有難いことに今回もまたサイン会に参加することが出来た。サイン会には何度か参加しているが何度参加しても列に並んでいると興奮してじっとしていられなくなる。そんな衝動に耐えていると自分の番が回ってくる。瀬谷先生は自分の顔を覚えていてくれている。自分は人の顔を覚えるのが苦手ということもあり、サイン会に来る沢山のファンの顔を一人一人覚えている先生を凄く尊敬している。
軽く挨拶をしたのもつかの間、瀬谷先生はすぐ色紙にペンを走らせる。下書きも無しにキャラクターが姿を現す様はどれだけ見ていても飽きることが無い。意識していなくても自分の目は先生に引き付けられ、焼き付けるように色紙を描く姿を見てしまう。
サイン会は自分の感情を直接デザイナーにぶつける事が出来る貴重な機会だ。サイン会に参加する際、緊張で何も喋れなくなってしまうので自分は何を話すかまとめてから参加するようにしている。
小説完結おめでとうございます。今までお疲れ様でした。

リルリルフェアリル トゥインクル スピカと冬の夜のきせき
流れ星の妖精・スピカが、人間の女の子の「夢」と「友情」を全力でおうえん!シリーズ完結編。

西武園ゆうえんちでリルリルフェアリルに会えることを楽しみにしています。

【公式】西武園ゆうえんち | 西武園ゆうえんち
話題の2大ライド「ゴジラ・ザ・ライド」「ウルトラマン・ザ・ライド」や、昭和の熱気あふれる体験・アトラクションが盛りだくさんです。都心からも近くアクセスも抜群な埼玉県の遊園地です。

このようなありのままの感情色紙を真剣に描いている瀬谷先生にぶつける。先生は失敗が許されない中自分の下らない感情に笑顔で答えてくれる。会話という当たり前のコミュニケーションが出来る機会があることに自分はとても感謝している。
こうしている内に世界で1つだけの宝物が出来上がる。先生の趣味だと言うヘアバンドを着けたりっぷに感激し拙い言葉で伝えながら会場を後にする。静かなホールで行われるたった数分間の出来事、それに対し自分は何故か幸福を憶えてしまうのだ。

今回頂いた色紙。サイン会に何度行っても色紙を貰う度何故か新鮮な気持ちになる。

サイン会だけでは無い!デザイナーの世界

キャラクター担当デザイナーの描くイラストはもはや芸術である。

毎年行われるチャリティーオークションで出品されるデザイナー珠玉の作品が出品されるが、安い物で5万高い物では数十万で落札される。普段のサンリオでは味わえないアダルティな雰囲気、そして競り合いになった際の興奮、そしてダンサーによるハイクオリティな歌唱とダンスのパフォーマンスを味わえるチャリティーオークションに足を踏み出せば帰る頃にはサンリオキャラクター達への印象も変わることだろう。

デザイナーサイン会参加のすすめ

キャラクター担当デザイナーのサイン会は基本的にサンリオのショップ主催で行われる。

サンリオショップ情報【公式】

興味のある方はTwitterを随時確認しよう。
整理券の配布方法は先着や抽選などその時々によって変わるが参加するには基本的にサイン会が開催される店舗でサイン会の主役であるキャラクターの商品を含む4000円分のレシートが必要になる。

また、2019年12月20日(金)~12月22日(日)の3日間、毎年恒例になっているミラクルサイン会が東京で開催される。

ニュース|サンリオ
サンリオのニュースをご紹介。イベント、キャンペーン、ショップ、スマートフォンアプリ、スポット、Sanrio+など、最新情報をお届けします。

サイン会の当日抽選の他に今年45周年を迎えるハローキティのミニステージや限定グッズの販売も行われるのでもし外れてしまってもサンリオ好きの方なら楽しめる年に1度のお祭りだ。

希望する全員がサイン会に参加出来る訳では無く正直に言うとパイを取り合うことになるライバルは増やしたくない。それでも自分はキャラクターが手のひらで生まれ、そしてその感動を伝えることが出来るサイン会に参加し喜びを分かち合えるサンリオファンが1人でも増えることを願うとと共に、サイン会を支えているデザイナーを含むサンリオの方々にこの場を借りて感謝の意を表したい。

 

追記:12月20日のサイン会

この後幸運にも2019年12月20日のサイン会に参加することが出来た。

同じ会場で開催されていたハローキティ(かわいい)のステージを堪能した後サイン会へ。チャリティーオークションで出品されたイラストの素晴らしかったこと、イラストが欲しかったことを伝えると普段描けないようなイラストが描けた快感や高額落札への驚き、ありのままの言葉を直接聞くことができたのは本当に嬉しかった。

そうしているとあっという間にサイン色紙が出来上がる。サイン色紙を受け取れたこともだが生みの親に対し「良いお年を」と呟くことが出来たことが何よりも幸せだ。2020年もリルリルフェアリルと素敵な1年を送れますように。

 

 

 

 

舞浜

よみうりランド生まれピューロランド育ちの遊園地好き。主にジェットコースターとリルリルフェアリルについて研究しています。

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