オタクのためのサンリオピューロランドサバイバル術

解説

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声優やアイドルのイベントが増えたサンリオピューロランド。けどピューロはゆめかわでオタクには怖い!!そんな方に今回の記事でサンリオピューロランドでのサバイバル術、もといオタクだからこそ楽しめる面もあるということを知ってもらうことができれば幸いだ。

 

 

 

サンリオピューロランドでイベントが増えた

皆様はサンリオピューロランド(以後、《ピューロ》と略)という場所をご存知だろうか。東京都多摩市落合1丁目31、東京23区から少し外れた多摩センターにそびえたつサンリオの要塞。そうで無くともあの虹のアーチがかかった外観のイメージが強い方も少なくないと思う。

 

そんな《ピューロ》だが、オタ活の一環として行った、もしくは行く予定があるというオタクも多いのではないだろうか?

 

ここ数年において声優やアイドルが《ピューロ》でイベントを開催する機会が増えた結果、土日祝日だと何かしらのイベントを開催していない日を数えた方が早いというのが現状だ。

Vtuberでありピューロフリークでもある因幡はねる氏が《ピューロ》で「オフ会」を開催したことも話題になった。イベント当日関連する複数のワードが日本国内でのTwitterトレンドに浮上したとき、その珍しさから《ピューロ》に興味を持った方も少なくないだろう。

 

勿論《ピューロ》での開催されるイベントに対し楽しみで仕方ないオタクも少なくないと思う。しかし中にはこんな感情を抱くオタクもいるのではないだろうか。

「自分みたいな人間が《ピューロ》に行ってもいいのだろうか…」

男性女性を問わず、そんな感情を抱いてしまうオタクがいるのはある種当然のことだ。
《ピューロ》といえばサンリオの有する数々のファンシーなキャラクターたちに会える場所。ハローキティにマイメロディ、キキララにシナモン…どのキャラクターもキラキラとしたゆめかわな世界の住人たちだ。

 

自身の持つアイデンティティやオタクとしての属性と、彼らのメインターゲット層とのすき間の大きさは無視することができない。「浮いてしまうこと」に怯えてしまうのも仕方無い。

だが、オタクであるあなた「だからこそ」楽しめる面というのが確実にある。それをいくつか紹介していきたい。

 

「声優」で観るサンリオ

 

この章で伝えたいのは「サンリオって実は声優つえーんだぞ!」ということだ。

 

サンリオのキャラクターたちを「声優」という視点から眺めてみよう。

サンリオの看板といえばキティちゃんであり、キティちゃんの声優は皆さんご存知の林原めぐみ氏。《ピューロ》のイベントでも勿論彼女が担当している。

林原めぐみ氏の演じるキャラクターと言えばポケットモンスターのムサシ、エヴァンゲリオンの綾波レイ、らんま1/2の早乙女らんま、名探偵コナンの灰原哀…どれもオタクと言われる人種の方ならどの世代でも馴染みのあるキャラクターだと思う。

 

サンリオのキャラクターはしゃべることが多い。彼らが全くオタクの世界と関係ない存在に見えてしまっても、オタクにとってはメジャーな声優がその声を演じている場合は少なくないのだ。

気になる方はぜひ一度Wikipedia等で検索して自身の目で確かめてみよう。あなたの推し声優がサンリオキャラクターになっているかもしれない。

(筆者は「ぼんぼんりぼんちゃん」の声優を知ってひっくり返ってしまった事がある)

 

本題に戻るがここから《ピューロ》のショーを「声優」という目線を中心に紹介していこうと思う。

パレード「Miracle Gift Parade」で高まれ

 

Miracle Gift Paradeは1日1回、20時閉園の繁忙期なら1日2回行われるピューロランドのハイライトと言っても過言では無いパレードショー。

 

サンリオキャラクターやダンサー、フロート(山車)だけでなくエアリアルにアクロバット、そしてレーザー光線等の特殊効果も登場し、ストーリー性のある脚本・演出にスタートからフィナーレまで心奪われること間違いなしだ。

パレードの参加グッズであるミラクル♡ライトは超音波による制御で色が自動で変わるペンライトだ。(19000Hz前後の周波数が使われている。仕組みが気になる方はこちらが詳しい)

ジャニーズ系アイドルのライブにおいて無線による自動制御のペンライトが使われている話もあり、そちらのオタクの方は親しみがあるかもしれない。
1500円とは思えない程のクオリティ、満足感なのでぜひ現地で1度手に取って頂きたい。

こちらのパレードではオリジナルキャラクターの闇の女王三姉妹(所謂ヴィラン)役として濱田めぐみ、水樹奈々、はいだ しょうこが参加している。各ジャンルで大人気の3人だが中でも水樹奈々氏はフェイト・テスタロッサを初めとしたアニメキャラクターの声優だけで無く、「水樹奈々」名義として圧倒的歌唱力を持つアーティストとして絶大な人気を博している。

出演時間自体は短いものの彼女の規格外な演技力、そしてショー全体のクオリティの高さに圧倒されること間違いと言っても過言では無い。

 

また、劇中歌「KAWAII FESTIVAL」の作詞・作曲はヒャダインこと前山田健一氏だったりする。ニコニコ動画を始めとしてアイドルソングやアニソン等オタクコミュニティを中心に大活躍の彼の曲が好きな方も少なくないのでは無いだろうか?

とてもキャッチーでKAWAII曲なので是非《ピューロ》に行く前にYoutubeにある振り付け動画で振り付けを覚えれば、現地でキャラクターやダンサーとミラクル♡ライトを振って高まれること間違いなしだ。

 

 

エモすぎる「Wish me mell のChance for you」

 

1日1回、知恵の樹ステージで行われるレビューショー。《ピューロ》で大人気のキャラクター、ウィッシュミーメルの半生を曲と共に振り返る。声優は東山奈央氏が担当。

東山奈央氏といえば「九条カレン」(きんいろモザイク)「志摩リン」(ゆるキャン)、「金剛」(艦隊これくしょん)など、枚挙にいとまがないほどの人気キャラクターを多数演じている超売れっ子女性声優だ。

その彼女の撮り下ろし音源新曲、既存曲のアレンジも含めたものが20分も流れる。20分。凄くないですか。東山奈央のオタクなら感動すること間違い無し。

 

そうでなくてもメルちゃんの健気さや可愛さに「落ちる」こと間違い無しだ。TwitterやYoutubeで動画を探すのもありだが、初回は自分の目で確かめてもらうのが一番だろう。

 

ちなみにメルの尊敬する先輩のマイマイはあの倉木麻衣が担当している。倉木麻衣世代だった方は昔を懐かしみながらもショーを楽しめるのではないだろうか。

また《ピューロ》4階にはウィッシュミーメルをフィーチャーしたショップ「メルメルショップ」があり、1日に2~3回程彼女とのグリーティングも行われている。とても人気なので時間ピッタリに行っても受付終了している事が圧倒的に多い。

彼女と写真が撮りたい方は事前にスケジュールを確認の上ぜひ行ってみてほしい。

 

 

「リルリルフェアリル大行進」は限定音源がたくさん

 

リルリルフェアリル大行進〜リトルフェアリルへようこそ〜」は、1日1回行われる小学生以下向けに行われる参加型ショー。参加アイテム「フェアリルウィング」のビジュアルの良さからアニメ「リルリルフェアリル」の放送が終了した後でも根強い人気がある。
(実際園内を散策していると羽…フェアリルウィングを着けた子どもたちを何度も見かけることになるだろう)

ショーに登場するキャラクターはそれぞれ

  • りっぷ…花守ゆみり氏
  • すみれ…日高里菜氏
  • ひまわり…内田彩氏
  • ローズ…楠田亜衣奈氏
  • フェアリルゴール…白井悠介氏

が担当している。

それぞれのキャラクターにここでしか聞けない音源だけで無く特に主役であるりっぷはオリジナル曲まで用意されている。

正統派バラード且つアイドルソングに仕上がっている名曲で個人的にはリルリルフェアリルという作品の中で一二を争う程度に好きな曲だったりする。

キャラクターボイスだけで無くキャラクターのしぐさや羽を着けた子ども達に癒されながらもリルリルフェアリルの世界に浸ってみてはいかがだろうか。

 

 

「俳優」で観るサンリオ

 

ここまで「声優」という切り口で《ピューロ》について紹介してきたが、皆様は2.5次元ミュージカルをご存知だろうか?2.5次元ミュージカルとは…

「アニメ・マンガ・ゲームなどを原作とした舞台演劇である。」https://dic.nicovideo.jp/t/a/2.5%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB?from=a_autolink_308611

正直なところ定義を語るよりも、「テニミュ」(ミュージカル・テニスの王子様)「忍ミュ」(ミュージカル『忍たま乱太郎』)のような今日の2.5次元ミュージカル人気を築いた代表作を提示した方が理解しやすいという方も多いはずだ。

今やオタク産業の柱の1つにもなりつつある2.5次元というジャンルだが、実は《ピューロ》でもレギュラーショーとして毎日2.5次元ミュージカルが公演されているのだ。

 

「MEMORY BOYS」は”常設”2.5次元ミュージカル

「MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜」は、毎日数回常設シアターで公演されるオリジナル・2.5次元ミュージカル。演じるのは2.5次元好きでは知らない人はいないあの株式会社ネルケプランニング(代表作「テニスの王子様」「刀剣乱舞」「A3!」「美少女戦士セーラームーン」等)が排出するスター達。

キャラクターデザインや演出は2.5次元ミュージカルのお決まりを守りつつ、テーマパークの常設シアターという強みを活かした高低差が目を引くプロジェクションマッピングの巨大スクリーンやシャボンが飛び交うステージは類を見ないだろう。
さらにストーリーテラーとしてサンリオキャラクター「マイメロディ」起用していることでここでしか観られない世界観を作り出している。

https://twitter.com/memoryboys_puro/status/1191143239224479744

観覧自体はパスポートさえあればOK。つまり無料なのだ。

テーマパーク内にある事もあり客層も子ども連れが多く観るに辺り身構える必要も無い。それだけでは無くちょっとしたメタ演出や写真撮影が可能なフィナーレもあり《ピューロ》という場所の特性を最大限に活かした初心者でも歴戦の強者でも楽しむことができる魅力的なショーに仕上がっている。

公式サイトにてキャスト・スケジュールを確認出来るので2.5次元俳優に興味のある方は来園前にチェックしてみてはいかがだろうか。

 

オタクのサンリオピューロランドサバイバル術とは

先に書いたように、《ピューロ》でのイベントに対しどうしても奥手になってしまうオタクも少なくないだろう。たしかにオタクとして行きづらいと感じる側面もあるかもしれない。

しかしそこにとらわれてしまうよりも、自分というアイデンティティを許してくれる側面に注目してもらうほうが楽しいと思う。

「オタクのサンリオピューロランドサバイバル術」とは、居心地悪く尻込みしてしまうことではなく、前向きに《ピューロ》を楽しむことに他ならない。その切り口はたくさんある。オタクだからこそ見つけられる魅力というのはここに書いた以外にもまだまだあるはずだ。

もし推しのイベントで《ピューロ》に来場する際は、イベントそのもの以外にも《ピューロ》で興味の持てるコンテンツを見つけることが出来たら《ピューロ》での1日はきっとより有意義になるはずだ。逆に新たな価値観との出会いに繋がるかもしれない。

推しのアイドルや声優が《ピューロ》でイベントをするから行った、ではなく推しと同じように《ピューロ》を楽しめたら本当に素晴らしいことだと思う。

 

ようこそ、都内からは確かに遠い多摩センターはサンリオピューロランドの世界線へ。もしこの記事を読むことで《ピューロ》へのハードルが少しでも下げることができたなら幸いだ。

 

 

寄稿者&文:舞浜ピューロ Twitter@Maihamapuroman
編集:赤雪すずみ Twitter@ustes_ikes

 

この記事は寄稿記事です。

舞浜

よみうりランド生まれピューロランド育ちの遊園地好き。主にジェットコースターとリルリルフェアリルについて研究しています。

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