就活って何でこんなにつらいんだろうね。
世の中、いろんな就職支援サービスがありますね。すばらしいですね。
この手のサービスどれもこれも人間性否定しすぎじゃね????
全部に共通してるっていう。
いや、書いてる私が学歴職歴クソザコゴミクソ太郎だからなんですが、
届くのは一斉送信メールの求人だけ。
スカウトメールは0件!
ようするにお前なんて価値ないぜ!って言われてるのと同じです。
ふざけんなや!!!!というわけで、
こんな事になっている現状を考えてみます。
まずは採用する側の立場に立って考えてみましょう。
お金は出したくないというか出せない。
企業である以上利益を出さないといけません。
利益を出すってことは出てくものを減らせば利益に繋がるわけです。
入ってくるものがそんなに増えないなら出てくるものを減らそうというわけですね。節約。
その中で人材の教育コストはかけたくない。
だって転職されちゃったらその時点で教育コストは無駄になる。
…教育する方法やノウハウがない、教育スタッフを用意したくない、用意できないという状況もありえます。
その結果即戦力が欲しい。
なおかつ採用してみてダメだった場合。特にそれほど役立たない人間だったら賃金を上げたくない。
とりあえず、で雇うには低賃金、低い条件でしか求人を出せない。
その低い条件から待遇を上げるのもコストがかかることなので嫌がるポイントではあります。
使える人間としか面談、面接しない。
面接者、採用担当者の時間は有限です。当たり前です。
誰とでも面接してたら時間が足りません。
なので、使える可能性の高い人間と使えない人間を書類の時点でふるいにかけます。
客観的情報がある程度書かれた書類でふるいにかけると、客観的な実績が見えてきます。
たいがい盛られた内容ですが、根拠がないことは全く書きませんよね。
これがいわゆる学歴フィルター、職歴フィルターってやつですね。
・たまたま特定の条件の人が必要で、それをうまく求人にかけない事情があり…
・たまたまいい人が入っちゃって…
というたまたま、タイミングが悪いということで内定にたどり着けないことは多々あります。
会社としてはお金も時間もない。これはビジネスです。
ビジネスってお金をいかに手に入れるか、集金するかという面があります。
それは他者に被害をもたらす結果であっても最優先されることもあるでしょう。
ビジネスじゃ当たり前だけど・・・・余裕なさすぎるんだよねー。
- どうしようもないクズで仕事できないけど、そいつがいればとりあえず場が回るから職場にいる
- コネで入って来たけどそんなに仕事はできない
- 明らかに人格障害者/発達障害者な奇行、異常な人間だけど会社都合では首切りたくない
そういう人間でも昔は会社、あるいはどこかに居場所があったでしょう。
今はそういう人を職場に増やしたくないんですよ。
儲からないから。
使えない人間は会社にいらないんです。
ビジネスとしちゃ効率プレイに徹するのは一つの正解だと思われます。
で、その結果起きるのは個人の人格、存在意義の否定。
どこからも「使えない人間」と認定された人はどうやって生きていったらいいんでしょう?
福祉に任せてしまえばいい。そうしたらうちはお金かからん。
…ということになるわけです。
「ウチは慈善事業じゃないから…」ってやつですね!
そのためなら使えない人間にはいなくなってもらったほうがいいわけなんですよ。
日本の就職市場においてこれが不文律としてあります。ほんとクソ。
…ところで、お金も時間もカッツカツなのが見て取れる会社、多すぎませんかね???
そのくせ日本の労働生産性は低いof低いって、どういうことやねんと。
労働生産性が低いからそういう状況になったのかな!!!!あっはっはっは。
地獄ですね。
日本の時間当たり労働生産性は46.0ドルで、OECD加盟35ヵ国中20位。
OECDデータに基づく2016年の日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は、46.0ドル(4,694円/購買力平価(PPP)換算)。
米国の3分の2の水準にあたり、順位はOECD加盟35カ国中20位だった。
名目ベースでみると、前年度から1.2%上昇したものの、順位に変動はなかった。
主要先進7カ国でみると、データが取得可能な1970年以降、最下位の状況が続いている。
盛大に脱線しましたね。
予防線と言うか逃げておきますが、まあわたくし、世間知らずです。
恐らく有能な方がマウンティングをいっぱいかけていただけるとは思います。
「そんなのはお前だけ」「お前が無能だから」みたいな。
それはそうだと思いますが、レールに乗っかって出荷がうまく出来なかった場合、こういう状況に陥ることもあるということで。
会社側としてはフィルタリングして学歴や職歴が低いあなたを使えない、いらない人間に振り分けることもあります。
これが何度も続いたら、見たくないメッセージが否が応でも見えてきます。
否定が続くのってめちゃくちゃしんどい
「お前はゴミ」「転職市場においてお前は無価値、産業廃棄物以下の価値」
そんな声が聞こえてくるような瞬間ってありませんか?
これ、本当にしんどいです。
社会からの存在価値の否定って相当にヘビーですよ。
所属してるコミュニティの人やどこかで救いが必要になるレベルです。
一発で鬱になります。(メンタルクリニックには早めに行ってね)
そういうものがなかった結果、自死を選ぶ方も相当数います。
生き物ってずっと理不尽や暴力にさらされ続けるとどんどん無力感になっていくんですよ。
学習性無力感というやつですね。
イイ感じにそれにやられてしまう環境が日本の就活です。
企業側にはそれをやる理由があります。
それは変わりません。この国の土地に暮らしてる以上多分無理です。
ですが、この環境にいるあなた側にしかできないことは実は沢山あるのです。
あなたがやるべきこと「企業に責任を押し付けること」。
企業側は十分な理由を持ってあなたの入社、あなたの履歴書を否定します。
それがあなたの自尊心を傷つけることがあったとしても、向こうはなんにも気に留めていません。
企業側は「ビジネスなので」それを行っています。
「ビジネスだから」の名の下に行われている行為はだいたい正当化されてしまうのが今の世の中です。
あなたの自尊心を傷つけるクソ行為でも「ビジネスだから」やってしまいます。
それに対して自分のせいだ…とか自分が使えないせいだ…とか責任を感じてはいけません。
その瞬間あなたの負けです。
あなたが物凄い宝石の原石であったなら。
あなたを入社させていたら企業に何らかの素晴らしい功績を残すかもしれません。
いまは出来ないこともあるかもしれないけど、いつかできる可能性がある。
その、可能性を見抜けなかった企業側に対して上から目線でいてください。
あなたの心のアドバンテージを奪われないようにしていきましょう。
要するに向こうが悪い!それで良いと思います。
責任、押し付けていこうな。
だってビジネスだもん。
あっちがビジネスでくるならこっちもビジネスで返していきましょう。
ビジネスのまな板の上で殴り合いましょう。
履歴書整えるのはそれこそ就活支援サービスを使っていきましょう。
ところで、落ち込んでるあなたがやるべきじゃないこともあります。
あなたがやってはいけないこと「悪いなぜなぜ分析」。
「なぜなぜ分析」という問題に対してその要因を辿り対策をする、その効果を検証する手段があります。
これが「ないない分析」になってしまったら絶対ダメです。
「○○がない」学歴がない、職歴がない。
だから就職の幅は狭いし、それは自己責任。それは全部自分のせい。
自分が人生設計を怠ったから。
自分が努力を怠ったから。自分の頭が悪いから。自分が役立たずだから。
自分が使えないから…。
そんな「ないない分析」の向こうにありそうな負の下降ループ。
これやるたびに自己評価、自己分析の価値が下がっていきます。
思考を強化していくだけなので 絶対に!!! やってはいけません。
ネガティブ思考を強化する上でループは一つの原因です。
悪いループに入っていないか、時々考えてみてくださいね。
さいごに
就活ダメだったら人生終わりってことは現代のメディアでよく喧伝されてますが、
この世界、命があれば意外となんとかなるようになっています。
もうダメだ、って時に周りの人に助けられるとか、幸運を拾うことって意外とあります。
そういうときに助けてくれるように誰かを助けるのって悪いことじゃないです。
レールから外れた人生、結構面白いですよ。
わたしはレールから外れてダメダメで人生やめることも検討してましたが、
生きてたら人生の宝物になりそうなものにいくつも出会えました。
それは、それで悪くないですぜ。
あ、最後に一つ!
「ちゃんと連絡がついて普通に会社に来るのって神人材」
これ友人が言ってました。それができるあなたは神人材だってことです。
できないあなたは別ルートの生き方模索していきましょう。
それではまた。