スタバコーヒー値上げで優位性は揺らぐか?他チェーンとの価格を比較

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スターバックスコーヒーの主要商品が10円から30円の値上げが発表されました。これにより、コーヒーチェーン店の標準的なコーヒーの価格順位がどのように変わるのか、調べてみました。

スターバックスコーヒー 値上げの理由

スターバックスコーヒーの値上げが2月8日に発表されました。

スターバックスコーヒージャパン ホームページ

以下、こちらの要点をまとめた読売新聞オンライン記事の引用になります。

 スターバックスコーヒージャパンは8日、ドリップコーヒーなど主要メニューの税抜き価格を、15日から10~30円値上げすると発表した。値上げは2011年2月以来8年ぶりとなる。

ドリップコーヒーは10円値上げし、ショートサイズが税抜き290円になる。エスプレッソを使った人気メニューの「キャラメルマキアート」は10円、「抹茶クリームフラペチーノ」は20円それぞれ値上げする。サンドイッチやデザートなどのフードや、コーヒー豆等は値上げしない。

コーヒー豆など原材料費や物流費といったコストが上昇しているほか、従業員の処遇向上に向けた教育プログラムの充実などが主な理由という。

(https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190208-OYT1T50248/ より)

 

理由については原材料費などの商品のコスト上昇だけではなく、従業員の教育充実が挙げられています。現在、従業員の不適切な動画投稿などで騒がれる、「無添くら寿司」のトラブルを意識してのことでしょうか。(「セブンイレブン」でも同様に不適切な動画がSNS上にアップされていますが、タイミング的にこちらは意識していないと思います。)

「無添くら寿司」や「セブンイレブン」のトラブルを鑑みると、従業員の教育プログラムの充実というのは消費者としても必要だと感じますね。

店舗数が多いコーヒーチェーン店のコーヒー価格を比較

スターバックスコーヒーは15日からショートサイズのドリップコーヒーがアイスとホットともに290円での提供になります。

10円値上げをしたことにより、コーヒーチェーン店の価格順位がどのように変わるのかを検証しました。

今回は有名コーヒーチェーン店のドリップコーヒーの一番小さいサイズで比べていきます。

 

対象チェーン店は店舗数が多い、スターバックスコーヒー(1,415店舗)、ドトール(1,114店舗)、コメダ珈琲(812店舗)、

タリーズ(700店舗)、プロント(327店舗)。これらと比較したいと思います。

(店舗数は全て各企業ホームページより引用。集計時期は各企業により異なる。)

(2019/2/10時点で入手可能な情報での比較)

スターバックスコーヒーの最安のコーヒー価格

ブレンドコーヒー

ショートサイズ ホット 290円

ショートサイズ アイス 290円

おかわり割引 他店舗でも同日なら2杯めが同サイズ100〜150円

ドトール

ブレンドコーヒー Sサイズ 220円

アイスコーヒー  Sサイズ 220円

おかわり割引 なし

 

コメダ珈琲

ブレンドコーヒー 440円

アイスコーヒー  440円

おかわり割引 なし

タリーズ

本日のコーヒー ショートサイズ 320円

アイスコーヒー ショートサイズ 320円

おかわり割引 同店舗、同日なら2杯めのショートサイズが150円

 

プロント

ホットコーヒー Rサイズ 240円

アイスコーヒー Rサイズ 250円

おかわり割引 なし

1杯目価格ランキング

ドトール220円<プロント240円<スタバ290円<タリーズ320円<コメダ珈琲440円

2杯の合計価格ランキング

スタバ390円<ドトール440円<タリーズ470円<プロント480円<コメダ珈琲880円

 

…ご覧いただいたとおり、10円の値上げでは価格ランキングは変わりません。価格の優位性はこの点では揺らがない、と言えるでしょう。

しかしこれらの情報をまとめている間に、同じコーヒーチェーン店でも売りにしていることが大きく異なることが分かりました。

各コーヒーチェーン店の武器とこだわり

スタバは全国に持つ店舗数の多さが武器になっているでしょう。ドリップコーヒーのおかわり割引が他店舗でも使えるので朝は地元で1杯目のドリップコーヒーを飲んで出勤、営業中たまたま見つけたスタバで2杯めのコーヒーを飲んでも150円。スターバックスカードを使えば100円でおかわりができます。

ついでに同じサイズでもおかわりの値段が変わらないので、大きいサイズで頼んでおけば2杯めがもっとお得になります。タンブラー持ち込み割引もあるので、タンブラーを持ち歩く客=出先でスタバに行く固定客になりえます。店舗の雰囲気がゆるくリラックスできるのもポイントでしょう。

スタバは甘いフローズンドリンク「フラペチーノ」が定番人気で期間限定商品も多数販売されるなど売りになっています。

 

コメダ珈琲は熱々デニッシュパンにソフトクリームを載せた「シロノワール」が有名です。ハンバーガーや特製サンドもめちゃくちゃ美味しそう。レンガと漆喰による内装はどこのコメダ珈琲に行ってもリラックスできます。

友人や家族とご飯や甘いものを食べに行く感覚で行くべきかもしれませんね。なぜかお腹いっぱいになって帰ってくる事が多かったです。

 

プロントはホームページを見て驚いたのですが、他のチェーン店とは異なり、トップにパスタが!他のチェーン店のホームページのトップはコーヒーなどのドリンクメニューに関するものですが、プロントはフードメニュー。無料で使えるWi-Fiが武器のようです。

さらにバータイムの営業ではアルコールの提供や、パーティーの予約もできるみたいです。

かつて2000年代に秋葉原で人気だった「リナカフェ」の愛称で親しまれたカフェソラーレ リナックスカフェ。こちらは今で言う電源カフェのはしりのようなもので、Wi-Fiや電源コンセントは開放されていたこともありガジェットマニアや自作PCマニアが多く利用していました。イベントスペースとして使われる事もあったそうです。

(初期のTwitterで「ドロリッチなう」が流行っていた頃「リナカフェなう」というツイートもよく見られましたね・・・。)

このリナカフェの経営はプロントだったので、そのノウハウが現在のプロントに活きているのかもしれません。同じコーヒーチェーン店でくくりましたが、プロントはまるでカフェレストランのようです。かなり差別化が進んでいるみたいですね。

 

ドトールは直火焙煎をとっており、味わい深いコーヒーへのこだわりを感じます。フード、ドリンクのメニュー数があまり多くないのも、シンプルなわかりやすさにつながっているのかもしれません。主力フードの「ミラノサンド」は安定した美味しさ。ケーキは「ミルクレープ」が定番のおすすめです。期間限定メニューもありますが、冒険せずとも安心して「いつものやつ」を選べるのが強みかも。

電源、Wi-Fiの充実をはかり仕事の打ち合わせや業務中の休憩に使いやすくなっています。エアカーテン、パーティション、給排気のコントロールによる完全分煙をうたっているのもポイント。

 

喫茶店としては大切な「喫煙」については、禁煙が基本となってきているコーヒーチェーン店においてタリーズの分煙方式は一つの特徴になるかもしれませんね。個人的にはタリーズでやっている「コーヒースクール」に参加してみたいです。コーヒーの粉を買ってコーヒーを飲んでいますが、お湯の注ぎ方やタイミングで味が変わります。シンプルですが奥がとても深い世界です。好みに合ったコーヒーの入れ方を知りたい!

また、各企業のホームページを見て、アイスコーヒーとホットコーヒーで値段が変わるのはこの中ではプロントだけというのが少し意外に感じました。イメージとして、アイスコーヒーのほうが高い、と思っていましたが……

おわりに

コンビニコーヒーが100円とは思えないほど美味しいコーヒーを売るようになり、コーヒーチェーン店から遠のいた人も大勢いると思います。

しかし、それでもコーヒーチェーン店が上記のように多く出店しているのはやはり需要があるからだと思います。

例えば、「家では作業がはかどらないからコーヒーチェーン店で作業しよう。」「待ち合わせまで時間があるからちょっとのんびりしよう。」「なんだか家にいると気分が塞ぎ込んでしまうから、喫茶店にでも行こう。」

人によって目的は異なると思いますが、お店でしか得られないものがあります。それがあり続ける限り、やっぱり需要はなくならないと思います。

値上げをしなければならない状態になっても、コーヒーではなく、憩いの場を提供してくれるコーヒーチェーン店にはこれからも頑張ってほしい。

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